『マリオカート ライブ ホームサーキット』、話題のプレイ動画に潜在する“遊びの本質”

『マリオカート ライブ ホームサーキット』、話題のプレイ動画に潜在する“遊びの本質”

 10月16日、任天堂『マリオカート』シリーズより、『マリオカート ライブ ホームサーキット』が発売された。

 待望のシリーズ最新作ながら、過去の作品群とは一線を画するゲーム性を持つ同タイトル。発売から約1週間で、ネット上には独創性あふれる遊び方を提案するプレイヤーが登場し、そのエンターテイメント性の高さがあらためて浮き彫りとなった。

 本稿では、『マリオカート ライブ ホームサーキット』の数あるプレイ動画の中から一部を抜粋。そこにある体験から、同タイトルの可能性を考えていく。

リアルとバーチャルを融合させる『マリオカート ライブ ホームサーキット』

マリオカート ライブ ホームサーキット 紹介映像

 『マリオカート ライブ ホームサーキット』は、拡張現実(AR)を活用した新しいタイプのマリオカート作品だ。付属のゲートを部屋に設置することで、現実の空間に自由にオリジナルのコースを作成できる。そのコースを舞台に、ARカメラを搭載したラジコンカーを走行させ、リアルとバーチャルが融合したレースゲームを楽しめる仕様だ。

 同タイトルについては、今年9月の発表時より、遊び心を刺激するゲーム設計に注目が集まっていた。ようやく発売日を迎え、世界のプレイヤーが新しい体験に熱狂している現況となっている。

試されるプレイヤーのクリエイティビティ

 『マリオカート ライブ ホームサーキット』では、コースづくりの適正環境を「6帖以上のスペース」としている。部屋がコースとなる性質上、広いほど余裕を持った設計が可能となるからだ。そのため同タイトルは、“金持ち向けのゲーム”と揶揄されることも少なくない。発表当初は、「自宅の広い一部の人間が、一般人には到底手の届かないステージをつくって終わり」だとか、「有名YouTuberが大きなレンタルスペースを借りて、過去作品に登場したコースを再現しそう」といった、購買層による遊び方の違いをネガティブに捉える意見も目立っていた。しかし蓋を開けてみると、「通信距離5m以内推奨」という制約が良い方向に作用し、幅広いプレイヤーが同タイトルを楽しんでいる実態がある。ここからは、発売から約1週間で登場した“『マリオカート ライブ ホームサーキット』の可能性”を見ていこう。

【ダンボールコースを本気で作る!】マリオカート ライブ ホームサーキット オリジナルコース紹介 MARIO KART LIVE: HOME CIRCUIT

 ダンボールクラフターのうぷあざ棟梁氏が10月18日にアップした動画では、かねてから彼が得意としてきたダンボールクラフトを活用し、オリジナリティあふれるコースを作り上げている。ダンボールで精緻に表現された唯一無二の景観や、シリーズの遊び心を彷彿とさせるコースギミック、知っている人ならクスッと笑えるようなユーモアなど、彼のクリエイティビティが凝縮された1周約20秒のサーキットは、リリース直後における傑作コースのひとつに数えられるのではないだろうか。

 同動画は公開から4日目の10月22日現在、約17万の再生回数を記録している。今後は、こうした成功例にインスパイアされた作品が数多く誕生するに違いない。

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