『マリオカート ライブ ホームサーキット』海外メディアの評価は? 「魔法のようなレーシングゲーム」「家庭での実験」
任天堂がスーパーマリオブラザーズ35周年記念の一環として発売した『マリオカート ライブ ホームサーキット』。早速、海外でも様々な反応が見受けられる。
シンプルなコンセプトで、テクノロジーは先進的
『Nintendo Life』は、実際に走らせた動画で詳しい解説を行っている。
任天堂のプロダクトの伝統的なシンプルでやみつきになるスタイルは踏襲。日本は、玩具づくりを得意としており、既存のコンセプトを新しいものや思いもよらないものに変える。任天堂がヒット作の『マリオカート』をリモコンカートでリアルワールドに持ってくることは、想像もできなかった。
コースを走らせると、自然であると同時に驚きだ。コンセプトはシンプルだが、テクノロジーは先進的だ。カートに付けられたカメラが、スクリーンに映像をフィードする。ライブストリーミング動画の現在のHD技術では、完全にクリアな映像ではないが、それでも十分だ。走行中のスクリーンショットやビデオキャプチャ機能は使用できない。おそらくスパイ防止のためだろう。
狭いスペースでも、難易度の高いコースを設定できる。テスト走行では、バッテリー持続時間は3~4時間だったという。
コースをカスタマイズ可能、自分のペットを「敵」に設定もあり?
『Nintendo Life』はまた、自宅で猫を飼っている人のために、多くの映像を集めて検証している(参考:https://www.nintendolife.com/news/2020/10/random_yep_cats_really_arent_liking_mario_kart_live_home_circuit)。
その結果として猫は、全体的に動揺するのではなく、好奇心旺盛なようだと分析する。まるで特撮映画かCGのように巨大な猫が飛びかかってきて、迫力満点だ。
コースをカスタマイズして、あらゆるところをレース場にすることが可能なのが大きな特徴となっているが、自分のペットが飛びついてくるほど面白いカスタマイズ方法は、ないかもしれない。猫と戯れながらの走行動画をソーシャルメディアに投稿したら、大受け間違いなしだ。
マルチプレイには不向き
魔法のような感覚のシンプルなレーシングゲームだと『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/21514758/mario-kart-live-home-circuit-review-nintendo-switch)。
『マリオカート ライブ ホームサーキット』は、大きなひねりを加えている。Nintendo Switchでリアルとバーチャルを連動させたポケモンゴー風の体験を実現する試みだ。
セットアップは非常に簡単だ。 RCカートには小さなカメラが装備されており、Nintendo Switchと同期するには、そのカメラを使用して画面上のQRコードをスキャンするだけだ。
『マリオカート』をここまで普及させた要素であるマルチプレイヤーが欠けているが『ホームサーキット』は魔法のように感じる。