iPhone 12シリーズとAndroid端末を比較 価格と機能で拮抗も、結果的にはAppleがぶっちぎりか?
動画機能でAndroid端末を凌駕
Appleのサプライズ「iPhone 12 Proモデル」はゲームチェンジャーになると『Forbes』は報じている(参考:https://www.forbes.com/sites/paulmonckton/2020/10/15/apple-iphone-12-pro-dolby-vision-hdr-edit-display-ios/#341b66cd12d6)。
カメラ機能で最もエキサイティングなのは、Appleの新しいフラッグシップ「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」がDolby Vision HDRで動画を撮影、編集、共有できるようになるということだという。これはiPhone 12モデルにしかない機能で、Appleにとって驚くべき成果だ。小さな端末でも映画のような美しいコンテンツがつくれるようになり、クオリティーにこだわるプロ志向のユーザーが、使うようになると予想される。
Appleがスマホ業界で唯一、Dolby Vision HDRに対応できたのは、ひとえにAndroidデバイスが使用するQualcomm Snapdragon 865よりも、大幅に高速なA14 Bionicによるところが大きいという。現時点で、Dolby Vision HDRの動画を撮影、編集、表示したい場合は、iPhone12を購入するしかない。つまり、この分野でAppleは、頭一つ抜きん出たことになる。
Appleが方針を転換しiPhoneの価格競争力を高めたことで今後、世界のスマホ市場で、どんどんシェアを拡大していく可能性がある。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。