iPhone 12のリークが続々 今秋のローンチ近づきさらに活発化へ?

 最近、噴出したiPhone 12シリーズの多くのリークについて、YouTubeチャンネル『EverythingApplePro』は動画で説明している。

Exclusive iPhone 12 Pro Leaks! Final Design, 120Hz Hope & iOS 14 Beta 6

120Hzの問題解決しローンチ遅らせるか、60Hzでそのままローンチか

 同チャンネルでは「これほど多くのリークが同時に表面化したのは、今までに見たことがない」と驚きを隠せない様子。動画内では、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxのカメラ部分の構図は、これまでの予想とはやや異なり、超広角レンズの下にライトが設置されることが有力だと報じられている。

 また、Display Supply Chain ConsultantsのCEOであるRoss Young氏は、120hzディスプレイに問題があると指摘。ローンチを遅らせれば、その解決も可能としながらも、Appleは、すでにローンチが例年より数週間、遅れることを明らかにしており、さらに遅らせるのは疑わしく、おそらくは60hzでリリースするだろうとしている。仮に期限内に問題を解決できた場合は、iPhone ProとiPhone Pro Maxに採用されるという。

 同氏はこのことについて、次の通りツイートしている。

「Appleは120Hz Proパネルを入手可能ながら、120HzドライバーICが入手できないと聞いています。したがって、120HzのドライバーICを待ち、ローンチを大幅に遅らせるか、60Hzでローンチする必要があります。Appleは60Hzでローンチすると聞いているため、修正するならば60-96HzドライバーICを作り、リフレッシュレートを25%調整することでそれらを120Hzまで動作させるのかもしれません」

 また、『Front Page Tech』のJon Prosser氏は、この点については「まだ流動的だ」という見方を示している。

 Jon Prosser氏によれば、iPhone 12 Pro Maxのディスプレイについては、Super Retina XDRディスプレイで、6.7インチ、解像度2788x1284、OLEDディスプレイ、458ppi、ハプティック・タッチになるとのことだ。

ボディーは宇宙仕様、バッテリーは“驚異的な粘り”に?

 一方、『XDA Developers』のMax Weinbach氏は「スピードは同じながら使用されているテクノロジーが異なる」とし、有線とワイヤレス両方の高速充電に対応していることを明かした。充電ケーブルは、別売になるという。

 また、ケースのマグネットは、驚くほどに強力で、ワイヤレス充電等で固定するのに便利だという。

 注目すべきはバッテリーだそうで、iPhone 12シリーズの電力消費テストでは、iPhone 11シリーズから大幅な改善が見られたという。途中までバッテリーの減り方は、ほぼ同じながら、残りわずかのところからの持続時間が大きく伸びた。Apple A14は、効率がおよそ30%、パフォーマンスが15%向上している。

 加えて、iPhone ProとiPhone Pro Maxのボディに宇宙航空グレードのスチールを使用し、耐熱性に優れていることや、コントロールセンターでスピーカーから排水するなど、新たな耐水機能があることも明かされた。

iPhone 12シリーズ、発表は10月12日前後に?

 iPhone 12シリーズのローンチイベントは、10月12日前後だと見られている。そして、予約は翌週10月19日ごろからスタートし、ハイエンドモデルの予約や販売は11月以降になるのではないかとされている。

 気になる価格については、著名のリークアカウント『Komiya』が、iPhone 12シリーズの価格を予想している。

 iPhone 12が699ドル~849ドル、iPhone 12 Maxが799ドル~949ドル、iPhone 12 Proが1049ドル~1349ドル、iPhone 12 Pro Maxが1149ドル~1449ドルになるという。

 iPhone 12シリーズローンチ後、iPhone XRとiPhone 11 Proは廃止され、iPhone 11は、549ドルと割引価格になるという。

 ローンチまであと数カ月と迫り、iPhone 12はその後の展開まで、かなり具体的に見えてきた。

(画像=Komiya Twitterより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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