iPhone 12発表会収録現場から大型リーク 新iPadとAirPowerも発表か?

 様々なリーク情報によって仕様がほぼ判明しているiPhone 12シリーズに関して、市場の関心は発表時期に集まっている。こうしたなか、発表時期および発表内容に関する大型リーク情報が流出した。どうやらiPhone 12シリーズのほかにも発表される製品があるようだ。

one more thingで登場するのは...…

 テック系メディア『BGR』は19日、iPhone 12発表会に関する大型リーク情報を報じた。その大型リークのソースはTwitterアカウント@LeakAppProなのだが、このリーカーは今週の月曜日から行われているiPhone 12発表会の収録現場に居合わせたと主張している。リークの内容は、収録現場で見聞きしたことにもとづいている。

 「収録現場」という表現からわかるようにiPhone 12発表会はオンラインで行われ、10月13日か14日に開催、10月1日に告知される、とのこと。発表会のメインイベントはもちろんiPhone 12シリーズの発表だが、そのほかにも新しいiPadとApple Watchの小規模なアップグレードも発表される。そして、「one more thing(最後にもうひとつ)」として、Apple純正ワイヤレス充電器「AirPower」が発表される、というのだ(下のツイート参照)。

 AirPowerは以前より開発されていたのだが、2019年3月、目標とする品質の実現が困難という理由で開発を断念したことが、US版TechCrunchをはじめとした複数の海外メディアが報じていた。iPhone 12シリーズに関しては充電器が同梱されないという噂があるので、別売の充電器の選択肢のひとつとしてAirPowerが復活する可能性は否定できないだろう。

 そのほかのリーク情報として、iPhone 12シリーズの新しいカラーバリエーションとしてブルーが加わること、そしてiPhone 12 Pro/Pro Maxのリアカメラの配置を図示した画像が流出した(下のツイート参照)。リアカメラは、従来の噂通り、トリプルカメラとLiDARスキャナから構成されている。

サービス提供国が拡大

 以上のiPhone 12発表会に関する大型リークのほかに、@LeakAppProはApple Cardに関するリーク情報も明らかにした。Apple Cardは現在アメリカでのみ利用可能だが、間もなくスペイン、ドイツ、フランス、イングランド、アイルランド、スコットランド、イタリア、カナダ、インド、そしてオーストラリアでも利用可能となるようだ(下のツイート参照)。このリークにもとづけば、日本をはじめとした東アジア諸国は、まだサービス提供国には含まれない。

 アメリカでは、Apple Cardの利便性が高まっている。Appleニュース専門メディア『AppleInsider』は13日、オンラインApple StoreにApple Cardでの支払いオプションが追加されたことを報じた。オンラインでApple製品を購入する際にApple Cardが使いやすくなったことにより、同カードの加入者がさらに増えることが期待される。

 また、既報の通り、Appleは同社が提供する複数のサブスクリプションサービスをまとめたサブスクパッケージ「Apple One」の提供を開始する見込みである。このサブスクパッケージの支払いにもApple Cardが利用できるようになれば、製品とサービスの両面において同カードの利用者を囲い込むことも可能になるかも知れない。

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