iPhone 12のノッチは小さくならない? 新しいiPad Airも9月に発表か

発売は10月に間に合わず

 さらにテック系メディア『wccftech』は9日、新しいMacBookに関するリーク情報を報じた。このリーク情報もリーカーのKomiyaがツイートしたものだ。そのツイートには「私の新しい情報筋によると」、10月にはApple Siliconを搭載したMacBookおよびその他のApple製品は発表されることはない、というのだ(下のツイート参照)。

 Apple Siliconとは、オンラインで開催されたApple主催の開発者会議WWDC 2020で発表された同社純正チップのことである。同社プレスリリースによると、Apple Siliconを搭載したMacは今年の年末までに出荷されるとアナウンスされている。引用したリークツイートが正しいとすると、Apple Siliconを搭載したMacBookは今年の11月か12月に発表される可能性が高くなる。

 もっとも、wccftechの記事ではApple Silicon搭載MacBookの発表は、2021年第1四半期にずれ込むのではないか、と述べている。発表が来年にずれ込む要因として指摘しているのが、コロナ禍の影響だ。周知の通り、コロナ禍の影響でAppleが構築した世界規模のサプライチェーンの稼働が一時的に低下した。その後サプライチェーンは回復に向かったが、世界経済は依然として停滞したままだ。こうした停滞した世界経済に配慮して、新しいMacBookの発表を来年に遅らせるという判断をくだすのは、決してあり得ないことではない。

 以上のようにAppleはあらゆるカテゴリーの製品に関して、着実に進化したものを発表し続けると見て間違いない。しかしながら、今年は5G元年とコロナ禍が重なるという予測不能な事態が発生しているため、例年の動きが参考にならない。リーク情報に関しても、つぶさに精査する必要があるだろう。

トップ画像参照:リーカーMr.whiteのツイートより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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