最新“Femtech”商品にも触れられる NY発未来の日用品店「New Stand Tokyo」に行ってみた

気になるFemtech商品ラインナップ

 製造方法やマテリアルなど、時代に即した提案性のある様々な商品が並ぶNew Stand Tokyo。その中でfermataがキュレーションした商品にはオーガニック生理ショーツなどテクノロジー以外もあるが、今回はFemtechにこだわって商品をチェックしてきた。

・Elvie Trainer/26,980円

 イギリス発の骨盤底筋をトレーニングするデバイス。本体には高感度の力覚センサーが内蔵。スマートフォンアプリと連動し、ゲーム感覚で楽しみながらトレーニングできる。見た目にもかわいらしいのが印象的。

デバイスにわずかな力をかけるだけで、画面の中のピンクのボールが飛ぶ仕組み。

・Bloomlife/価格未定※年内入荷予定

 こちらは妊娠中の母体、胎児の心動と、子宮の収縮を計測できるウェアラブルデバイス。制度が高いデータは、早産や不要な帝王切開を軽減すると言った実績を出している。これまで集められたことがない陣痛データをアメリカで1万人以上集めているという点も、ほかにはない注目ポイントだ。

 離島に住むなどの住環境や、コロナ禍で病院に気軽に行けなくなった人などからのニーズが高まっているという。上陸が待ち遠しい。

・Seem/3,980円

 もちろん日本の商品もある。スマートフォンを利用して、男性の精子の濃度と運動率をセルフチェックできるキットだ。女性中心の妊活から「ふたりの妊活」がスタンダードになる未来に向けて、女性がパートナーのために購入したり、男性が妊活をサポートしたりするために取り組むなど想定している。

・そのほかのFemtechアイテム

こちらは母乳育児をサポートするアイテム

 他にも母乳育児をサポートするアイテムや自分の膣液の状態をチェックできるものなども。これらは全て、店舗で実物を確認できる。デリケートな身体に関するアイテムだからこそ、実物を見て購入を判断できるのは、女性にとっては大きなメリットになるだろう。

オープンを記念したキャンペーンも実施中

 今回、ショップのオープンを記念し店頭キャンペーンも実施中。当たりが出たら、店頭で販売している商品をプレゼント(一部賞品を除く)するとのこと。

 またロボットを使って遠隔で店内を楽しめるRobot Viewingシステム(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000040758.html)を利用した「リモート来店」も年内予定だったものを繰り上げて導入するとのこと。これを利用すれば、コロナ禍で東京を訪れることができない人も、実店舗でのショッピングを楽しめる。

内覧会ではRobot Viewingシステムのデモも行われていた。(左)遠隔操作ロボット(右)「リモート来店」デモ。店内側から、アクセスしている人がモニターを通して確認できた。

 店内の商品は随時変わるとのことで、今後どのようなFemtechに出会えるか期待したい。

■ミノシマタカコ
WEBコンテンツ業界で企画・ディレクションを経験した後、フリーライターに。現在は幅広いジャンルでお仕事中。https://minokiti.themedia.jp/

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