Twitterが初のサブスク機能を開発 エンジニア募集で明らかに

投資家も反応し、株価上昇

 また、Twitter社の株価は今回の報道を受けて8%以上も上昇したと、『Forbes』は報じている(参考:https://www.forbes.com/sites/carlypage/2020/07/08/twitter-confirms-its-working-on-a-subscription-platform-codenamed-gryphon/#775add6427bd)。

 近年、幅広い分野でサブスクリプションモデルが受け入れられており、Twitterが収益を拡大するための1つの手段になりうる。現在、Twitterの収益は、主に広告販売とデータライセンスによるもので、2019年の収益は前年比14%増の34億6000万ドルだった。

 『9to5Mac』は「Twitterが2017年に行った調査に基づいて、開発を行っている可能性がある」と伝えている(参考:https://9to5mac.com/2020/07/08/twitter-developing-subscription-platform/)。

 これは、より深い分析や独占ニュース、広告表示なし等、パワーユーザー向けのTwitterサブスクリプションへの関心を調べたものだ。当時、Twitterは月額20ドルのサブスクリプションを念頭に置いていたとされるが、同メディアの調査では、87%が有料プランには価値がないと答え、9%が月額5ドルであれば、払うと答えている。

 サブスクリプションを実装することになれば、Twitterとしては新たな展開で、今後に向けて様々な可能性が広がることだろう。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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