PlayStation 5は2モデルで正式発表 28の対応タイトルも判明!

ダミーの価格がリークする一幕も

 PS5発表イベントに関連して、海外ではダミーの本体価格が誤ってリークしてしまうという事件が生じた。ゲームメディアIGNが12日に公開した記事によると、11日時点でイギリスのAmazonにPS5の本体が出品され、500GB、1TB、2TBのすべてのモデルが599.99ポンド(約80,000円)と表示されていた。さらにPS5対応ゲームが118タイトル出品され、それらがすべて69.99ポンド(約9,300円)とされていた。こうした明らかに間違いだとわかるラインナップに対して、イギリスのAmazon広報部はダミー製品とダミー価格を設定していたと述べ、すぐに誤りを認めた。

 US版ForbesがPS5発表イベント直前に公開した記事では、PS5の販売がeスポーツに与える影響を考察している。その記事によれば、eスポーツタイトルをプレイする際には通信速度を安定させるために有線接続が必要となるので、PS5がeスポーツタイトルに適したゲーム機になるにはコントローラーの有線接続設定が必須、とのこと。現時点ではPS5対応コントローラー「DualSense」が有線接続できるかは不明だ。

 Forbesの記事は、DualSenseがeスポーツのプロプレイヤーに与える影響も考察している。同コントローラーはPS4のそれとは仕様が大きく異なるため、プロプレイヤーがPS5に移行した場合、コントローラーに慣れるまでに「大幅なアップグレード」が必要になるだろう、と述べている。

 ゲームメディア『gameindustry.biz』は11日、PS5の販売予測に関する記事を公開した。調査会社Ampere Analysisのゲーム部門リサーチディレクターであるPiers Harding-Rolls氏によると、PSシリーズの販売数はPS2の時にピークを記録し、その後は世代が新しくなる度に販売数が減っている。それゆえ、PS5の総販売数はPS4のそれよりわずかに減少すると予想している。具体的には、PS5は2024年までに6,000万台販売され、今年については460万台販売されると見ている。

 今回の発表イベントによってPS5の基本的なことは判明したが、肝心の価格がわからないことには、このゲーム機がプレイヤーに支持されるかどうかを判断することはできない。その仕様の割にはむしろ安いと感じられる価格設定であれば、PS5への移行はスムーズに進むのではないだろうか。

トップ画像出典:YouTube「[日本語] PS5 - THE FUTURE OF GAMING SHOW」より画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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