シリーズ登場から5周年『スプラトゥーン』はなぜ愛される? 次作もまもなく発表か

シリーズ登場から5周年『スプラトゥーン』はなぜ愛される? 次作もまもなく発表か

 2020年5月28日、『Splatoon』シリーズが、誕生から5周年を迎えた。なぜ同シリーズはこれほど愛され続けるのか。国民的シューティングアクションの人気の理由を考えていく。

『スプラトゥーン』とはどんなゲーム?

 『Splatoon(以下、スプラトゥーン)』は、2015年にWii Uにて発売された対戦アクションゲーム。オリジナルのキャラクターであるインクリングを操作し、マップ中をインクで塗りつぶしたり、対峙する敵を倒したりするTPSタイトルだ。プレイヤーは通常、オンラインで4人1組となり、マッチルールごとに与えられた勝利条件の達成を相手チームと競っていく。ゲーム中には、カジュアルに楽しめる「レギュラーマッチ」や、複数のルールのなかでプレイヤーランクの上下を争う「ガチマッチ」など、多様なモードが用意されており、個々のスタイルに合わせての自由なプレイ体験が可能となっている。

最新作『Splatoon2』紹介映像

 『スプラトゥーン』は新規IPながら、リリース以降、口コミで大きく支持を広げ、国内で約150万本のセールスを記録した。この数字は、『マリオカート8』『NewスーパーマリオブラザーズU』『スーパーマリオメーカー』『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』といった並み居る人気タイトルを抑え、Wii U史上歴代1位の売上本数となっている。

 初作の好評を受け、発売から2年後の2017年7月には第2作『Splatoon2(以下、スプラトゥーン2)』がNintendo Switchで発売に。こちらも前作同様、熱い支持を獲得している。2020年6月現在の累計販売本数は約340万本。登場から2作にして任天堂の看板のひとつとなったのが『スプラトゥーン』シリーズだ。

『スプラトゥーン』シリーズはなぜこれほど支持を集めるのか

 『スプラトゥーン』シリーズが大きな支持を集める秘密は、“ポップでありながらシューティングアクションとしての本質を失わない”、そのゲームデザインにあるだろう。いかにも任天堂カルチャーらしいその性質によって、同シリーズは女性や子どもといったコアゲーマー以外の層にも深くリーチした。彼らにとって、『フォートナイト』や『APEX LEGENDS』、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)』などのトレンドのバトルロイヤル系シューティングが持つ、“無骨で本格的すぎる”ゲーム性はプレイのハードルが高い。同ジャンルの中では異色な『スプラトゥーン』のポップさによって、その敷居は大きく下がったはずだ。

 また、敵を倒すことが主目的ではない点も、広く支持されるひとつの理由である。先述のように同シリーズには多様なモードがあるが、その中にキルスコアやサバイバルを争うルールはまったく存在しない。勝ちに近づくためのひとつのプロセスとして、敵を倒せたほうが有利なシチュエーションはあるものの、基本的には「色を塗る」「物を運ぶ」が勝利条件となっている。もちろん敵を倒すことにおいては、コアゲーマーが満足できるアクション性も備えている。ポップなビジュアルと絶妙なゲームバランスによって、新規を巻き込みつつも既存のプレイヤーのニーズにも応えている点、これこそが『スプラトゥーン』が広く支持される理由なのではないだろうか。

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