『会えない恋の育て方』第三夜ーー『あつ森』デートや“擬似同棲”など遠恋ならではの工夫が様々

『会えない恋の育て方』第三夜レビュー

 2組目のカップルは、春にようやく会えるはずが新型コロナウイルスの影響で会えないままになっているタイト(25歳)とハヤカ(18歳)。好きな音楽を通じてTwitterで知り合い、SNS上で仲が深めていた二人の初対面は、ライブ会場から駅までの帰りにたまたまタイトが目の前を歩いていた、というもの。ハヤカが「『タイト?』って声をかけたら振り向いた」と話すと、スタジオからは「すご〜い」「運命じゃない?」と声があがった。スタジオが盛り上がる中、タイトは「絶対に運命だと思います」と力強く断言し、そんな彼の嬉しそうな表情に、MCとゲストは微笑ましい気持ちになっていた。そんな二人からは「遠距離恋愛でこんなことやってます」と「2人だけのルール」を教えてもらう。

 「遠距離恋愛でこんなことやってます」では、ハヤカが「リモートで『あつまれ どうぶつの森』デート」と答えた。ゲーム内にある水族館などに遊びに行き、また毎回着る服を変えたりして、デート気分を味わっているのだとか。「擬似同棲」と回答したタイトは、「電話をかけて寝るまで話して。そのまま電話切らないで置いておくんですよ、スピーカーにして」と話す。お互いの生活音が聞こえる状況に、亜生が「『ここは嫌やな』ってことはないの?」と問いかけると、「普通はイヤだと思うけど……ゲップとかオナラとか聞こえる」とコメント。ミキは「えー」と声をあげていたが、タイトは顔をほころばせていた。ハヤカも「彼の方が回数多いんですけど」といたずらっぽく笑う。みちょぱは「オープンの方が気を使わずに、素でいられるから気が楽」と二人の関係を賛同していた。

 「2人だけのルール」では、タイトが「自撮り写真を送る」、ハヤカが「毎日ほう・れん・そう」と答えていた。常にリアルタイムで連絡を取り合っている二人は、言葉だけで伝えるのではなくこまめに写真を送り合うことで信頼を築いていた。またタイトが変顔写真を送るとハヤカがコラ画像を作ってくれるそうで、ハヤカが作ったコラ画像を見た亜生は「こういうので2人で『面白い』ってなって仲良くなるんや」と納得していた。二人からは、お互いの毎日をオープンにして不安を取り除くことを教わった。

 2組目に行く前には、しゅんとさらの恋愛相談もあった。さらの不満は、LINEの返信が遅いこと。しゅんはLINE通知には気付いているが、文で話すのはあまり好きではないようだ。だが、しゅんが「文字だと伝えたくても伝わらないことがある」と言うと、みちょぱがすかさず「いや、言い訳だって、そんなの」と切り込む。「こんな会えない期間だからこそ、LINEでしかやりとりできないんだから返さなきゃダメだから!」「まだ付き合って2ヶ月でしょ?」というみちょぱのツッコミに、さらはうなずき、しゅんは若干申し訳なさそうな表情をしていた。

 三夜連続で放送された『会えない恋の育て方』。全6組のカップルがバラエティに富んだラブテクニックを教えてくれた。そのまま真似るには気恥ずかしいものもあったかもしれないが、会えない恋を育むために最も大切なのは、彼らに共通する「離れていてもお互いを信頼する」「想いは言葉にして伝え合う」こと。直接会えない今だからこそ、大切な人を思う気持ちを忘れないようにしたい。

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