懐かしいのに“ナウい”80年代のブームボックスがリメイク! BluetoothやUSBにも対応

Bluetooth、ケーブル、USB、ラジオもOK

 スピーカーは2.5インチ16ワットのステレオスピーカー。スマホなどとBluetooth (5.1)で接続してBluetoothスピーカーとして使用できるほか、本体裏にはUSBドライブもありそれを音源として再生することもできる。3.5mm AUXポートも付いていて、外付けスピーカーとしても使える。

 さらには伸縮式のアンテナも内蔵していて、AM/FMラジオも聴けちゃうのだ。

本体表のボタンも機能、カセットテープドアも開く

 本体表面の「顔」部分に沢山並んだツマミは、全部機能するわけではないが、「Bass」、「Treble」、「Balance」のツマミは捻ることで好みの音にすることが可能だ。他にも、電源、モード、再生・停止、先送り、巻き戻しボタンも機能するようになっている。

 10,000mAhのバッテリー搭載で、再生時間は60時間以上。USB-Aポートにケーブルを繋げばスマホを充電したりもできる。

 本体バッテリーの充電はモダンなUSB-Cポートから行う。なお充電用ケーブルは裏面下部の、本家では電池コンパートメントとなっているあたりに収納できるようになっているこだわりよう。

 本体上部に倒し込むことのできる取っ手もちゃんと可動する。カセットテープは入らないが、カセットテープドアは機能するようになっているのも嬉しい。

もっと小さいバージョンも!

 このほか、リワードではさらに小さく1:6スケールの「M90 Micro」も用意されている。

 こちらもBluetoothスピーカーとなっており、取っ手とアンテナは稼働する。1:6サイズでオモ写を撮る方には嬉しい。

すでに目標の2倍を集めるブームボックス

 この記事の執筆時点でキャンペーンは締め切りまで21日を残し、目標金額800万円の約二倍である1598万円程度を集める人気プロジェクトとなっている。

 流石に肩の上にのっけて音楽に頭を揺らしながら格好よく歩くには小さすぎるサイズかもしれないが、普通のBluetoothスピーカーじゃつまらないという方、あの時代の素晴らしいデザインで音楽やラジオを聴きたいという方にはピッタリかもしれない。

Source: Kickstarter, Radiomuseum

■Yu Ando
フィンランド在住フリーライター。執筆分野は、エンタメ、ガジェット、サイエンスから、社会福祉やアートに文化、更にはオカルト系まで幅広い。ライター業の傍らアート活動も行っているほか、フィン・日両国の文化を紹介する講演を行うことも。趣味はガジェットへの散財。
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