Zガンダムとサイコガンダムが遂に登場、『バトオペ2』でしか味わえないモビルスーツの大きさの感覚

 好きなコンテンツに対して「○○に触れてぇなぁ」と思うことはないだろうか。

 私はある。「ガンダムの何かをしたい」と思うことが。

 そんなガンダムに乗りたい、ガンダムで遊びたいという人におすすめなのがPS4の『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』だ。

 このゲームは2018年7月から配信されている、モビルスーツを操作し最大6対6で戦うオンライン対戦アクションゲーム。基本プレイは無料で、ネットに繋がっていればPlayStation Storeからすぐにダウンロードしてプレイできる。課金要素はモビルスーツのガチャだが、日毎のミッションを地道にクリアしていけば戦力は十分整えることができる。

 この『バトオペ2』で3月26日から、『春のバトオペ祭りZ』というキャンペーンが始まった。そう、その名の通りZガンダムが遂に『バトオペ2』に登場するのだ。リリース当初は一年戦争、いわゆる初代ガンダムのモビルスーツが中心で、時が進むごとに新しいモビルスーツが配信されてきた。そのため当初は武器や戦い方の種類が少なく、バズーカの爆風で体勢を崩した隙に斬りかかるゲームと化していたが、今では150種類以上のモビルスーツがあり戦い方のバリエーションも幅広いゲームとなった。そして数ヶ月前からガンダムMk-IIや百式を始めとした『機動戦士Zガンダム』のモビルスーツが配信開始、今回のキャンペーンで満を辞してのZガンダムの登場なのだ。

 今回のキャンペーンはそれだけではない。今までオンライン対戦しかなかった『バトオペ2』に、1人でも遊べる新モード「バトルシミュレーター」が追加されるメジャーアップデートが実施された。

 画像で見てもらう方が早いだろう。そう、巨大モビルスーツ・サイコガンダムに挑むことも可能。タイムアタック要素があり、指定時間を切ることが出来れば報酬(中にはガンダムも!)が獲得できる。

 先述のZガンダムは期間限定ピックアップ中のガチャから獲得できるが、バトルシミュレーターのトライアルモードでは所持していなくてもZガンダムを操作して挑むことができる。

 このゲームならではの特徴として、モビルスーツから降りて歩兵として行動できる点がある。もちろんモビルスーツに踏まれればひとたまりもないのだが、撃破後の再出撃拠点の確保や、大量ポイントが稼げる本拠地爆破ができる。これらの操作はどちらかと言えば歩兵状態に意味を持たせるために用意されたギミックではあるが、ゲームの逆転要素にもなっており、歩兵を甘く見ているとあっさり負けてしまうこともある。

 プレイを重層化するこの歩兵要素により、1回の戦闘の間に何回もモビルスーツを乗り降りすることになる。今まで星の数ほどのガンダムのゲームが世の中に出ておりパイロットについて描かれるものも多かったが、ここまで“モビルスーツに乗降すること”にフォーカスされているガンダムゲームは『バトオペ』シリーズぐらいだろう。モビルスーツを降りて行動していたら、流れ弾に吹っ飛ばされる。しかし迅速に戦線を展開するには、歩兵行動は不可欠。人の大きさとモビルスーツの大きさを行き来し、人としてモビルスーツを見上げ、モビルスーツとして敵兵を見下ろし踏み潰そうとする。そこにあるのは巨大兵器としてのモビルスーツとそれを操る人間の関係性。お台場にあるガンダム立像と対峙することで初めて得られるような、モビルスーツへの大きさの感覚が唯一体感できるゲームとも言えるだろう。

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