マイクロソフト、Minecraft上に教育コンテンツを無償提供 オンライン学習をゲーム面から支援

 マイクロソフト社が、3月24日にNewsCenterを更新。Xboxチームの統括責任者であるフィル・スペンサー氏の名義で、「ゲーミング コミュニティへのメッセージ: 今私たちが出来ること」というアナウンスを行った。

 フィル氏によると、今回のメッセージは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、マイクロソフトとして「この厳しい時に人々を支援するために何ができるか」を常に問い続けた結果、メッセージを発信するに至ったという。

 同氏は「ゲームには、人々を楽しませ、触発し、つなげることで、人々を 1 つにするユニークな力があると考えている。この未曾有の状況は、これがますます当てはまるといえる」と述べ、「数億人の子供たちがコロナウイルスによる休校措置により在宅学習を求められる中、オンラインで友だちと過ごし、オンラインの世界を探検して、遊びを通じて学ぶ子どもたちが増えています。ご家族の皆様も、遠隔授業で子どもたちを支援すると共に、遊びの時間とのバランスを取れるよう努力されています」と、休校措置による家庭・子どもへの支援を発表。

 その内容として、Minecraft マーケットプレイスに新たに無料でダウンロード可能な教育コンテンツを提供する「Education」カテゴリーを設けることをアナウンスした。

 これらの教育コンテンツは、マイクロソフトが、NASAの協力によって開発した国際宇宙ステーションの探索、ロボットと共に学ぶプログラミング、ワシントン D.C.の名所巡り、3Dフラクタルの作成、海洋生物学者の体験など多様な内容を含む選び抜かれたもの。世界では本日より無料でダウンロード可能となり、2020年6月30日まで提供される。日本語版は3月25日16時に公開予定だ。

 

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