『あつまれ どうぶつの森』海外の評価は? 「虫がリアル過ぎる」との声も

 任天堂は3月20日、コミュニケーションゲーム『どうぶつの森シリーズ』の最新作『あつまれ どうぶつの森』を発売した。

 2001年に始まった『どうぶつの森』シリーズは、概ねいつも擬人化された動物が住む村に移住し、特定の目標もなく、探索、釣り、植物栽培、会話等をマイペースで行い、ほのぼのと暮らすというものだった。対立や緊張もなく、より穏やかな生活を追求す環境を提供するというコンセプトだ。

村を取っ払い、新たなポイントシステムを導入

 一方、『あつまれ どうぶつの森』では、やや趣が異なっていると『The Verge』は指摘する(参考:https://www.theverge.com/2020/3/20/21188006/animal-crossing-new-horizons-design-interview-aya-kyogoku-hisashi-nogami)。

 最初に、手つかずの無人島に到着し、2匹の動物と生活を始める。目的は、誰もいない土地を栄えたコミュニティに変えることだ。この変更は、長く続くフランチャイズで、物事を刷新するために設計されたという。

 上記記事によると、同ゲームのディレクターである京極あや氏は、「ユーザーと動物の関係を変えることを検討し、村をなくしてしまったらどうだろうかと考えました。解決策として、プレイヤーを無人島に送ることにしました」と、プレイヤーのインタラクションを変えることを目指していたと語る。

 ゲームの根本的な部分は、シリーズでほぼ共通だが、ディテールが異なっている。新しいプレイヤーを惹きつけ、既存のプレイヤーが興味を持ち続けるように腐心したという。

 最も大きな変化の一つは、モバイルゲームを連想させる、たぬきマイレージだ。これは新しいポイントシステムのようなもので、京極氏によると「モバイルスピンオフでプレイし始めたファンが、少しでも多く『あつまれ どうぶつの森』に流れて来るようにとの工夫」だという。また、プレイに慣れている既存のファンにも新たな価値を追加するものだ。

 たぬきマイレージシステムでは、雑草を引き抜く、昆虫を捕まえるなどの行動を起こすとマイルがもらえる。 ユーザーは、のんびりと暮らしながら、魚や虫を売って、住宅ローンを返済するという生活だ。

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