Snow Manの磨き上げられた“バラエティスキル” 初冠番組を記念してメンバー9人を改めて紹介
阿部亮平
〈インテリイメージ随一 オファー待ち 気象予報士〉阿部亮平は、その歌詞通りジャニーズトップレベルの頭脳派。気を落ち着かせるために円周率を唱えたり、天気予報ラップを即興で歌ったりと、秀才ギャグが実に新鮮。もちろん正統派インテリキャラとして、クイズ番組で高成績を残す活躍も見せている。真面目で面白い最強の優等生キャラ。そんな彼が先生役となり、メンバーの良さを引き出しながら、わかりやすく解説をしてくれていたジャニーズJr.チャンネルの動画『あべちゃん先生』企画も大人気だった。個人的には「いつか地上波でも見られる確率100%」と予報したいところ。
ラウール
〈最年少ここに登場〉の歌に合わせてカメラに近づくのは、Snow Manに入って以降、誰もが驚くアカ抜けっぷりを披露してくれたラウール。Snow Manは長い下積みがあったからこそ、様々な面で洗練されているグループ。だが、一方で「より成長していく姿を見たい」というのがアイドルを応援する醍醐味でもある。その意味で、ラウールの加入はSnow Manにドラマをもたらす存在だ。遠慮がちな末っ子が心を開いていく様は見ていて微笑ましい限りだったし、少年から大人の男性へと変化していく姿には二度と戻らない輝きがある。そんな未知なるポテンシャルを秘めたラウールの成長こそが、勢いを止めないSnow Manを象徴するに違いない。
深澤辰哉
その末っ子ラウールから〈モノマネ成功 トークを回そう〉と紹介されるのは、最年長の深澤辰哉。「ふっか」の愛称で親しまれている彼は、かつて滝沢秀明から「お前はそっちじゃないから、とりあえず三枚目にいけ」とアドバイスを受けたというのは、有名な話である。辛辣な助言だったはずだが、すぐに受け入れて吸収してきた深澤。その素直な最年長のおかげで、Snow Manには寛容な空気が流れているのかもしれない。「絶対に後悔させない」。新メンバー加入の際、ファンを安心させたのも、深澤のそんなまっすぐな言葉だった。ちなみに、そんな深澤の特技はクレーンゲーム。状況を見て繊細にレバーをさばく姿は、どんな立ち回りをすればいいかを見て動いてきた、深澤の流儀そのものかもしれない。
岩本照
そして、ラストを飾るのは〈言わずと知れたウチのエース〉こと岩本照。体脂肪率1ケタ台の強靭な肉体。鋭い眼光。堂々としたクールな佇まい。そんな“男のなかの男”というイメージだが、実は女子高生のようなキュートさも持ち合わせている。甘い物が好きで、チョコやタピオカを愛し、流行に敏感で、新しいものを取り入れたときはメンバーに猛アピール。さらにお化け屋敷ではビビリな姿を披露し、そしてクシャクシャな笑顔を見せる。そんなギャップが「ひーくん」という可愛らしいニックネームにもあらわれている。そして、その雄々しさと愛らしさの両立は、Snow Man全体にも言えそうだ。
「9人の個性が一つにまとまった究極のグループ」と、Snow Manが地上波冠番組を持つに至った理由が語られている動画『【初の???】サプライズ重大発表!』もYouTubeに公開されている。そして、この朗報を知ったときのリアルな反応から、すでに彼らの個性が爆発しているのでご覧いただきたい(個人的には「歌唱力抜群の塩顔イケメン」がいると言われた瞬間「オレだ!」と叫んだ無邪気な「しょっぴー」に笑ってしまった)。
国民的アイドルグループには、それぞれ歴史を語る上で欠かすことのできない伝説的番組が存在する。彼らにとってこの番組が、そんなはじまりの場所となることを期待しながら、初回オンエアを待ちたい。