iPhone 9(SE 2)新型肺炎での“遅延”は次世代5G機種にも影響?
この春、発売予定と噂されている小型で廉価のiPhone 9(iPhone SE 2)だが、「3月に発表」というものから「新型コロナウイルスの影響で数カ月の遅れが出る」という報道まで、情報が錯綜している。
ドイツのウェブサイト『iPhone-Ticker』は、Apple関係者から直接入手した信頼できる情報として「Appleは3月31日にイベントを開催し、iPhone SEの後継機種を発表し、4月3日に発売するだろう」と報じている(参考:https://www.iphone-ticker.de/iphone-9-vorstellung-ende-maerz-verkaufsstart-3-april-153623/)。
また『PCMag』は、「iPhone SEは2016年3月31日に発売され、2017年3月24日にアップデートされた。今回も、3月に発表されて4月に発売される」と指摘している。しかし、iPhoneの多くが中国で生産されているため、コロナウイルスにより、生産が遅れるリスクがあるのではないだろうか(参考:https://www.pcmag.com/news/what-to-expect-at-apples-march-event-iphone-9-iphone-se-2-new-ipads)。
Appleは、複数の海外市場でiPhone関連の特許出願手続きを行っており「iPhone 12,8」と呼ばれるモデルをテストしているという。過去にはiPhone 12,1(iPhone 11)、12.3(iPhone 11 Pro)、12,5(iPhone 11 Pro Max)とラベル付けされていたため、iPhone 12,8はiPhone 11ラインアップに関連した新しいモデルの可能性がある。これがiPhone 9あるいはiPhone 12だということもありえるのだろうか。
コロナウイルスによる業績悪化は確実視
『Cnet』は「iPhone 9(iPhone SE 2)が予想よりも遅く店舗に到着するかもしれない」と伝えており、慎重な論調だ(参考:https://www.cnet.com/news/iphone-9-gets-an-estimated-launch/)。
Appleはプロダクトのリリースが遅れるかどうかを公にしていないが、中国でコロナウイルス感染者が7万人を超え、iPhoneの生産に遅れが出ており、製品の需要も低迷することからAppleは、この四半期の売上予測を達成できないと説明するプレスリリースを出しており、コロナウイルスが業績に影響することを認めている。