『いきなりマリッジ3』第12話ーー新婚生活4日目、“過去の恋愛”と“今の結婚観”について赤裸々に語り合う

『いきなりマリッジ3』第12話レビュー

「幸せは2倍、辛いことは半分」

 30日間の“新婚”生活を始めた新郎タケル(33歳)と新婦ナツキ(29歳)には、初めて出会う前から大きな共通点があった。

 第2話で、ナツキは「イケメンに好かれたことないんで」と、タケルの優しさに不信感を募らせていた。帰宅したタケルはそんなナツキの異変を感じとり、「何が気になった?」「なっちゃんの口から聞きたい」と優しく問いかける。ナツキは「自分が勝手に不安になってるだけ」と補足しつつも、抱えている不安をすべて正直に打ち明けた。タケルはナツキの話に耳を傾けた後、「本当の気持ちはアタシしかわからない」と諭す。だが、タケルはナツキの想いを察してか、「人間としておろそかな部分があって、今まで結婚できてない」「雰囲気がこんなんだから、全部が薄っぺらく思われちゃう」と自身の考えや悩みについても告白した。

 「中身をちゃんと見てくれる人と出会いたい」と語っていたタケル。“新婚"生活2日目にして、自分の想いを正直に伝え合うタケルとナツキに、MCの陣内智則と紗栄子、ゲストのアレクサンダーは「2日目でこんな話するんだ」と感心していた。

 “新婚"生活3日目の朝。昨晩の出来事を振り返るタケルは「(ナツキの心の)ケアできたらいいなと思いますけどね」と、ナツキを気にかけていた。いってらっしゃいのハグをするとき、ナツキはタケルに「昨日ありがとう」と笑顔を見せる。ナツキの安堵した表情を見たタケルは「ちょっと元気になってくれたのかな」とホッとした様子だった。

 タケルの優しさにポジティブなコメントを残すMC3人。しかし、紗栄子とアレクサンダーは「タケルがまだ見せていない一面」に不安を感じるようで「(一つひとつの言動に)考えてる感じあるよね」と指摘していた。

 番組中盤、タケルとナツキが出会う前のインタビューが映し出される。タケルは、理想の夫婦観について「幸せは2倍、辛いことは半分」と答えるが、番組がマッチングした相手・ナツキもまた全く同じ回答だった。タケルもナツキも「え、これアタシ(私)の回答じゃないですよね!?」とまだ見ぬ結婚相手の思考に驚く。ナツキに出会う前のタケルは「会ってみたい、早く」と期待に胸を膨らませていた。出会う前から大きな共通点があったタケルとナツキ。30日後の結末に期待が高まる。

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