ヒカキンが“財布紛失騒動”で見せた細やかすぎる気配り 「日本一のYouTuber」たる所以を考える

 報告責任を追及する声に対しては、「動画がとんでもない再生回数を記録しまして。その効果もあって、なんと財布が……戻ってきませんでした!」と冗談交じりに再報告。また、「嘘じゃないか」という声に対しては、「遺失届受理番号のお知らせメモ」を証拠として提示。そして、嘘の「ありました」情報に騙されてしまった人へは、「全部嘘なので気を付けて!」と呼びかけた。

 本来であれば、220万円もする財布をなくしたところに、言われもない批判を浴びせられたり、多少なりともぬか喜びさせるような発見報告をされたりすれば、泣きっ面に蜂状態だ。しかし、ヒカキンは少々悲しそうにこそしているものの、怒ることも、ネチネチ愚痴ることもしない。それどころか、ありもしない報告義務を自分で作って果たしてしまっている。こうした全方位に対する細やかな対応を自然にできるからこそ、彼は日本一のYouTuberであり続けているのだろう。

■こじへい
1986年生まれのフリーライター。芸能・スポーツ・音楽・カルチャーのコラム・リリース記事から、ゲームのシナリオ、求人広告まで幅広く執筆中。

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