水嶋ヒロが語る、結婚生活と大切にしていること「ずっと温かい家庭を築くのが夢だった」

「妻と一緒になってから現在に至るまで、後悔した瞬間がない」

ーーほかに子育ての面で、気をつけていることや心がけていることがあったら教えてください。

水嶋:こう見えて、意外と厳しくするところもあるんですよ。甘やかしてばかりではないんです(笑)。もちろん、理不尽に怒ることはないですが。いまの彼女にとって、ここは正さないとダメだなという部分は、しっかりと丁寧に伝えるようにしています。ただむやみやたらに指摘するのではなくて、ちゃんと対等な立場で、本人がわかるまで説明する。その場だけでは伝わらなかったら、何回か小分けにしてちゃんと理解できるまで伝え続けることもあります。娘がちゃんと理解したなというときはわかるんですよ。彼女も腑に落ちたのか、パッて表情が明るくなるんです。だから、どんなことでも面倒がらずに、ちゃんと目を見て、向き合うようにしています。そこを突き詰めてやっていくと、すごく信頼してくれるし、成長を見せてくれるんですよね。

ーー具体的に、どういう場面で厳しく接しているのでしょうか?

水嶋:いろいろあるからなぁ……。正すべきところすべてを指摘しているわけではなくて、ポイントとなる部分だけをピックアップしています。たとえば、彼女が3歳になりたての頃は、人のおもちゃを取ったり、遊具を独り占めしてシェアできなかったりしたことも。そういうことが起こったとき、僕は娘に「そうしたら相手がどういう気持ちになっちゃうかわかる?」「相手がどうして泣いちゃったかわかる?」などと、自身で考えるべきことを投げかけるようにしています。小さい子はまだ、自分以外のことはわからないじゃないですか。だから、理解できるように、あの手この手を使って説明したりしています。本当に「わかった!」ってなると、そのあとは口うるさく言わなくても、自然とやらなくなるんですよね。で、ちゃんと伝えたことを守れて偉かったときは、思い切りハグして目を見て褒めてあげる。その積み重ねが、彼女の将来を良くすることに繋がると願っています。

ーーすごくいい子育ての方法ですね。

水嶋:それくらいしかできないので。やっぱり、娘たちにとっていいパパになりたいんですよ(笑)。

ーーでは、最後に結婚生活を送る中で、大変だと感じることはありますか?

水嶋:難しい質問ばかりで困っちゃうな(笑)。これも、結婚の決め手の話と関係してくると思うのですが、僕は妻と一緒になってから現在に至るまで、ほんの少しでも後悔した瞬間がない。1秒たりとも。だからこそ、プロポーズした24歳のとき、僕は「この人を逃したら……」と、心から思えたんでしょうね。いまも当時の気持ちのまま、変わらないんですよ。

 もちろん細かいところで言うと、11年も共に過ごせばちょっとしたことは生活の中でありますけど、何か少しでもズレがあったら、必ずゆっくりと話し合う時間をつくるようにしています。お互いに正直に気持ちを伝え合って、納得するまで意見を交換し合います。そうすると、僕も妻もどちらかが気にするようなことはやらなくなるし、客観的にそのズレが見えるようにもなる。だから、どこがいけなかったのかにも気づけて、自然に改善できるようになります。子育てと同じように、解決に至るまでのプロセスが大事ですよね。こうすると、仮に同じようなことが起こっちゃったとしても、「またやっちゃった」ってお互いに笑い合えるんですよ。平和でよくないですか(笑)?

(取材・文=戸塚安友奈/写真=中村ナリコ)

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
(c)AbemaTV

■関連リンク
水嶋ヒロ オフィシャルブログ

関連記事