激化する愛華と花の喧嘩、根本的な原因は“相手への期待”? 『テラスハウス』第24話未公開映像
「なんか思ってたカタチとは違った……」
23rd WEEKの本編で互いの価値観の違いから、バッチバチの喧嘩に発展してしまった愛華と花。二人のわだかまりは24th WEEKの本編でも続き、テラスハウス内にはどこか緊張が走っていた。
事の発端は、花のエクステを外す作業を愛華と凌が手伝っていたとき。この日の愛華は、情緒が不安定気味でイライラした様子だった。そんな中、流佳の話題になり、愛華がふと「この間、口笛で起こされたんだけど、ヤバくない?」と笑うと、凌が「一緒に寝てんの?」と何気ない疑問を投げかける。それを聞いた花は「よく一緒に寝てない?」とニヤニヤし、凌もまた「おおー! いいな〜」と盛り上がった。
密かに気になっている凌の前で、流佳との関係をあたかも“恋愛”として囃し立てられたのが、気に食わなかった愛華。そのことを春花に相談し、「流佳は仲が良い友達としては好きだけど、異性としての好きではない」ということを花に伝えるのを決心するのだった。その後、愛華が花をプレイルームに呼び出し、「勘違いしないでほしい」と思いを告げる。だが、お互いの“言い方”と恋愛に対する“価値観の違い”から、話し合いは徐々にヒートアップしていき、二人は激しくぶつかり合うことになった。
そもそも彼女たちの喧嘩の原因は、根本的には違うところにあるのではないだろうか。24th WEEKの未公開映像で愛華が「私的には、言ったら、『ああそっか、わかった〜』になると思ってたんですけど、なんか思ってたカタチとは違った?『言ってることはわかるけど、そう思われても仕方なくない?』的な。でもそれがなぁ、イマイチ腑に落ちないっていうか……」と発したように、彼女たちはお互いに“相手への期待”が大きすぎたのが原因だったように思う。
この“相手への期待”とは、まさに「私的には、言ったら、『ああそっか、わかった〜』になると思ってた」という部分だ。相手はこうしてくれるはずだ。こうに言ってくれるに違いない。と、知らず知らずのうちに抱いてしまう相手への期待。きっと誰もが日常的に思っていることだろう。期待を抱いては打ち砕かれてを繰り返し、そのたびにお互いが妥協できる折衷案を模索して、関係を築いていくのが、私たち人間だ。おそらく、愛華と花も、相手に期待を抱いて打ち砕かれた。いま、まさにこの部分に直面しているのだろう。