HUAWEI『nova 5T』や『FreeBuds 3』の特徴は? タッチアンドトライ感想レポ

HUAWEI『nova 5T』性能分析

 先日、都内で行われたHUAWEI新製品発表会にて、『HUAWEI nova 5T』などの新型スマートフォンが発表された。

厳しい状況でもシェアを確実に獲得

 HUAWEIは、アメリカからの制裁対象となってしまったことで、Androidでは必須ともいえるGoogleサービスの利用や、Android OSそのものが使えなくなる可能性があるといった報道もされ、自社OSの開発が進行している。

 そういった不安から売上に影響が出るかと思っていたが、発表によると、厳しい環境下でも売上やシェアの獲得は好調。国内SIMフリースマホ市場シェア1位、国内Androidタブレットシェア1位、国内キャリア+SIMフリースマホ市場シェア3位を獲得している。

 経済制裁を受けてもなお、HUAWEIという企業が存在し、新たな製品を生み出しているという事実を見れば、良い製品を生み出し、多くの人に愛されているということはたしかなのだろう。

暮らしそのものに寄り添う

 HUAWEIはスマホやタブレットが有名だが、今後はPC、スマートスクリーン、スマートテレママティクス、VRグラス、スマートウェアラブル、スマートイヤフォン、スマートスピーカーなどを展開し、暮らしそのものに寄り添った製品ラインナップで展開していくとのことだ。

 日本で展開しているスマホ、タブレット、PC、スマートウェアラブル、スマートイヤホンに加え、今後はスマートスクリーンなども展開すると発表している。

スマホのラインナップのネーミングについても言及

 また、HUAWEIでは主にMateシリーズ、Pシリーズ、novaシリーズの3つを展開しているが、そのネーミングについても言及された。

 Mateシリーズはスペック重視のファブレットだが、その名前は究極を意味する「ULTIMATE」から取られている。「究極」「ハイテク」「プレミアム」といったコンセプトのシリーズだ。

 Pシリーズはカメラ性能特化のスマホで、その名前は写真を意味する「PHOTOGRAPHY」から取られている。「写真撮影」「アート」「美的」といったコンセプトのシリーズだ。

 novaシリーズはコスパ重視のいわゆるエントリーモデルのスマホだが、その意味は革新を意味する「INNOVATION」から取られている。「革新」「シック」「ダイナミック」といったコンセプトのシリーズだ。

 HUAWEIは過去にHonor(オナー)シリーズを国内展開していたが、同シリーズの新端末についての告知はなし。少し前から海外でHonorシリーズとして販売しているモデルを国内ではnovaシリーズとして販売しているので、今後はnovaに統一していくのかもしれない。

HUAWEI nova 5Tの特徴は?

 novaシリーズの最新作『nova 5T』は、novaというエントリーシリーズながら性能を重視し、CPUはMate20シリーズやP30シリーズと同じKirin 980を搭載。価格は抑えつつも快適な動作を可能にしたモデル。カメラにも力が入っており、1600万画素 超広角カメラ、4800万画素広角カメラ、200万画素 被写界深度測定カメラ、200万画素 マクロカメラを搭載しており、どんなシーンでも高品質な写真を撮ることができる。

 特に4800万画素の広角カメラの解像感はかなり高く、トリミングしても十分に使える画質の写真が切り出せるほか、22.5W超急速充電にも対応。30分で最大50%を充電可能で、ゲームに最適化してGPUをチューニングしてくれる「GPU Turbo 3.0」などにも対応しており、エントリーモデルではあるものの、快適に使うことができるだろう。

 市場想定価格はRAM 8GB/ROM 128GBのモデルで、54500円(税抜)となる。

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