香織が“人間臭くなる”瞬間とは? 『テラスハウス』卒業インタビューに感じた成長

「人に良いなって思ってもらえる、人ありきの絵をずっと描いてきた」

 19TH WEEKの本編で、「ロンドンに家を借りまして……明日卒業します」と言い、翌20TH WEEKで足早にテラスハウスを去っていった香織。彼女は最後まで生活の中心が、仕事である“絵”だったように思う。

 思い返せば、テラスハウスに入居中、ほかのメンバーとは適度な距離感を保って接してきた香織。彼女は基本的には、自我を抑えて、他人を尊重してきた印象だ。特に女性メンバーの相談役として、中立の立場を守り続けていたように思う。共同生活においての調和を守るためには、彼女の存在は必要不可欠だったと言っても過言ではない。

 そんな香織は、見方によっては“本音を隠している”ようにも映ったため、それが原因で他のメンバーや視聴者から違和感を抱かれてしまった部分もあった。意識的にか無意識的にかは定かではないが、あまり人間味を見せないように立ち居振る舞っていたのは確かだ。だが、そんな彼女が人間臭くなる瞬間もあった。それが、“絵”に関すること。

 本編11TH WEEKで、ほかのメンバーに「悩みがある」と、絵の才能に自信がないことを吐露。本編16TH WEEKでは、個展のあとから目標がなくなってしまったと呟いていた。また、好意を寄せていた翔平に対しては「美大コンプレックス」ゆえと発言し、漫画家であるペッペについても「(同じ家にいるのが)結構嫌だった」と嫉妬していたことを明かしている。

 普段は、誰よりも冷静かつ客観的に物事を見れる香織だが、自分を抑えられず感情がむき出しになる瞬間は、いつだって“絵”に関係することだった。苦悩するとき、涙するとき、悔しいとき、嬉しいとき、楽しいとき……そんな喜怒哀楽だけでなく、彼女らしくない悪口や不満、そして恋に落ちる理由まで。

 香織の生活の中心が“絵”であることは、卒業インタビューからも伺える。彼女にとって絵は自分そのもの。自分を映す鏡のようなものなのだ。

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