『バチェラー・ジャパン』シーズン3・最終話ーーバチェラー友永が最後に選択した“好き”とは?
「まさか、こんな最後を迎えるなんて、思ってなかったな」
思いもよらぬ展開に、友永はこう口にした。最終回の舞台は、友永の第二の故郷であるフランス。運命の相手にバラを手渡すため、友永は岩間恵と水田あゆみの二人とそれぞれ、バチェラーとしての最後の時間を過ごした。
まずは、岩間。友永は岩間について「この人が運命の人なんじゃないのかな、って思わせてくれてる女性です」と語る。一方で岩間は、直前のインタビューで「最後まで楽しかったな、いい時間だったなって思えるようなデートにはしたいって思うんですけど……そうならないんだろうな」と意味深な発言をしていた。
キックボードで、楽しそうにパリを散策する二人。しかしその後、レストランで食事をしていると、二人の間には不穏な空気が漂い始める。食の好みに違いがある友永と岩間。友永は岩間の好みに合わせたいと考えているようで、苦手な食べ物に対しても平然を装おうとする。そんな友永の言動に、冷ややかな表情を見せ、キツくあたる岩間。そのときの心情を岩間は「私の好みに合わせてくれようとするとか、頑張ってくれようとすることに関しては、“嬉しい”っていう感じではない」と振り返り、バッサリと切り捨てる。友永の強がって繕った言動が、裏目に出てしまったのだ。岩間には、それが鬱陶しく映り、「長く一緒にいたらどうなんだろう?」と疑問を抱かさせてしまったようだった。
その夜、友永の部屋で、正直な想いを包み隠さずに伝え合うことになった二人。友永は岩間との最初のデートの思い出を語り、自身が口にした「好きになってほしい」という言葉に対して、実のところどう思っているのかを尋ねた。「真也さんと100%向き合うときがきたんだなって思いました」と話していた岩間は、嘘偽りなく自分の想いを明かし始める。「(真也さんのことが)すごく好き」と前置きしつつも、友永にとってほろ苦いものとなる、素直な気持ちを打ち明けた。
「これって恋愛感情なのかなって思うと、ちょっと違和感が」
エピソード9のローズセレモニーで、名前を呼ばれたときにすぐには反応せず、一瞬戸惑ったような間があった岩間。バラを受け取ったあとも、その表情はどこか曇っていた。エピソード冒頭の意味深な発言も、友永に対する“好き”が本当に恋愛感情なのかわからずに、悩んでいたゆえに出てきたものだったのだろう。