東宝×ALPHABOAT×Tokyo Otaku Modeによるオーディション『With Japan!』、入賞作品決定
東宝株式会社とALPHABOAT合同会社による、クリエイター発掘オーディション・プロジェクト『GEMSTONE』の第2弾であり、「日本の魅力を発信するキャラクター」を日本のみならず全世界から募集した「With Japan!」の入賞作が決定した。
同企画は、様々なクリエイター(アニメーター、イラストレーター、作曲家、シンガー、役者、タレント等)の原石(=GEMSTONE)を発掘し、東宝とALPHABOATがさらなる活躍の場を提供する『GEMSTONE』の第2弾。日本の誇るOtakuカルチャーを世界に向けて発信するTokyo Otaku Mode Inc.と提携し、「日本の魅力を発信するキャラクター」の、応募者自身による3分間の説明動画を、日本だけでなく全世界から募集した。
増田セバスチャン氏、鹿目凛氏(でんぱ組Inc.)、東宝株式会社取締役 映像本部映像事業兼 音楽事業各担当兼 チーフ・ゴジラ・オフィサー(CGO)の大田圭二氏、TVアニメ「ハイキュー!!」「僕のヒーローアカデミア」のプロデューサー岡村和佳菜氏を審査員として迎えた審査会の結果、今回の入賞作品が決定。入賞特典として、ニューヨーク最大のアニメコンベンションAnime NYCオフィシャルセレモニーへの参加権、賞金(総額100万円)ならびに、東宝株式会社、ALPHABOAT合同会社、Tokyo Otaku Mode Inc.3社との新規企画開発の権利が贈られる。
また、入賞作以外でも、光る才能を見出された審査員推薦作品3作品が決定。入賞作品を含めた1次審査通過作品はすべてYouTube上で公開されている。
《入賞作品》
・キャラクター:だらみずさま(作者:ちゅけ)
日本の水のある所には必ずいらっしゃる、ダラーとした、みずのかみさま
【審査員講評】
増田セバスチャン氏「実写とアニメの組み合わせで、映像のインパクトがまず目を引きました。間の抜けた感じやほっこりした安心感が、今の日本をうまく表現しているところが評価されました」
鹿目凛氏「一目見た時から、「この子、なんか、好き」って(笑)。親心みたいなものを感じて、神様だけどペットのような愛くるしさを感じました」
キャラクター:かんじもん(作者:倉垣英男/スメリー)
日本の漢字から生まれたモンスター。御朱印シューズを履くことでモンスターとして実体化する
【審査員講評】
増田セバスチャン氏「漢字を展開してキャラクターにするのはよくあるパターンではあるものの、その中でも展開の仕方が面白かった」
鹿目凛氏「第一印象はリズムがいいな、と思いました。漢字からキャラクターができるので、これは教育の一環としてもぜひ見せたいなと」
キャラクター:猫又ニャン太郎(作者:栗熊ひろよ)
性格は無口、温厚な猫又のキャラクター。普段から妖術でお寿司の風船を持ち歩くほどの寿司好き
【審査員講評】
増田セバスチャン氏「世界から見て、日本といえば「寿司」が思い浮かぶと思いますが、その寿司とネコを贅沢に使ったキャラクターで、すんなりと受け入れられました」
鹿目凛氏「第一印象は、女子に絶対人気があるなと思いました。LINEスタンプでもいっぱい使いたいなと思いますし、とてもゆるいので絶大な人気がでると思います」
キャラクター:GOTTA NIPPON(INAHO)(作者:湯浅みき)
「ごった煮」ながらも自然と調和していく文化「GOTTA NIPPON」をイメージしたキャラクター
【審査員講評】
増田セバスチャン氏「僕がすごく推薦した作品なんですが、単純にキャラクターを出すのではなく、受け手がカスタマイズできるキャラクターになっているところが評価のポイントとなりました」
鹿目凛氏「綺麗でシンプルなのでお子様が見てもいいな、と思いましたし、美少女も登場したので、アニメとかオタク文化でもすごい人気がある作品なんじゃないかと思います」
《審査員推薦作品》
キャラクター:THE KITTEN THAT APPEARED(作者:Gary Smiley)
【審査員講評】
鹿目凛氏「すごい絵が上手な人には逆に描けないイラストと言いますか、つい目で追ってしまいます(笑)。Tシャツとかにしたら、面白いTシャツだね、となりそうな印象の強さがありました」
キャラクター:Fuji Jr.(作者:Caspian Gurko)
【審査員講評】
岡村和佳菜氏「描かれた方がお若い点が、未来を感じられる素晴らしいポイントだと感じました。ビジュアルの作り方が良かったのも好評価で、欲を言えば違うキャラクターのバリエーションを見てみたいと思いました」
キャラクター:SACHIKO(作者:Thien-Long Phan)
【審査員講評】
増田セバスチャン氏「衝撃的な問題作なんですが(笑)、キャラクターの持つ魂は強いものがあり、このような作品を取り上げるオーディションということをメッセージとして届けたかったため、推薦作品に選びました」
〈審査員全体の講評コメント〉
増田セバスチャン氏「テーマが『With Japan』ということで、日本を意識した様々な作品が集まりました。その中でもキャラクターから滲み出る『メッセージ』や『ユーモア』に注目し、審査にあたりました」
鹿目凛氏「日本をテーマにしているので、やはり皆さん日本の『かわいい』をとても愛しているんだなという印象が強かったです。みなさん個性豊かで、その中でも自分の表現がしっかりされていて、かわいくてほのぼのしたり、シュールだなと笑ったり、色んな作品がみられました」
大田圭二氏「妖怪、サブカル、四季、伝統衣装など、クリエイターのみなさんそれぞれが考える『日本』が個性的に表現されていて、私自身とても刺激を受けました。全体的に応募作品のクオリティも高く、伝統の中にも新しさを感じる作品が多かった事も印象的でした」
岡村和佳菜氏「応募作品は日本的なモチーフに偏るかと思ったのですが、それだけでなく、応募クリエイターさんがお持ちのオリジナリティ溢れる世界観を感じられる作品が多かったのが印象的でした。それぞれ立場や目線が違う審査員の方が集まられていましたが、賞に選ばれている皆さんの作品は、結果的に審査員全員の評価が一致したものとなっています。魅力的なキャラクターは、世代や性別等関係なく、誰の心にも何か引っ掛かりがあるものなのだと感じる事ができました」
■企画概要
『GEMSTONE クリエイターズオーディション 第2回』
テーマ:「With Japan!」 「日本」をテーマに、日本のみならず世界中から愛されるオリジナルキャラクタ ーを全世界から募集。
応募期間:2019年7月1日(月)〜2019年9月2日(月)18時(日本時間)・応募作品は、9月以降順次「GEMSTONE」公式YouTubeチャンネルで発表予定 。
賞金総額:100万円
受賞者には東宝、ALPHABOAT、Tokyo Otaku Mode Inc.3社での新規企画開発 検討。審査員は後日発表
公式サイト
審査員(敬称略):増田 セバスチャン、鹿目 凛(ぺろりん先生)、大田 圭二、 岡村 和佳菜
公式サイト
(c)TOHO CO., LTD.