『バチェラー・ジャパン』シーズン3・第5話ーー嫉妬、不安、焦りから女性陣の本性がむき出しに

 指定されたデートは終わったが、友永は「どうしてもまだ一人、お話したい相手がいて」と、サプライズで野原をデートに誘い出す。野原はエピソード3で、グアムで起きた無差別事件の被害者であることを告白していた。友永はそんな彼女に特別なデートを用意。クールで隙のない印象の野原だが、「最高のグアムにする」という約束を覚えていた友永に見せた嬉しそうな表情は、無邪気でとても愛らしかった。スカイダイビングデートと告げられて驚く顔も、そこで見せたとびきりの笑顔も、友永の心を強く掴む。グアム最初の夜と最後の日を二人で過ごした友永と野原。最初の夜のように、友永はバックハグでサプライズローズを野原に手渡した。

 水田とは違い、堂々とバラを手に持って、カクテルパーティーの場に現れる野原。ほかの女性たちもまた、ローズを受け取った水田と野原に対して、態度が違っていたのは印象的だ。水田には冷淡な態度を見せたほかの参加者たちだったが、野原には朝まで帰って来なかったことに加えて、毅然とした態度に圧倒されたのもあってか、どこか諦めのような表情を浮かべていた。「バチェラーらしさ」とは、女性たちの熾烈な争いだけを表している言葉ではない。一人の男性を思う女性たちの不安や苦悩がひしひしと伝わってくるのもまた「バチェラーらしさ」なのだ。

 「将来像が見える人」を基準に、友永が今回ローズを手渡したのは、水田と野原のほか、田尻、中川、濱崎、岩間の6人だった。ここで脱落となった高田について、友永は「自分一人でも楽しめる人だと思う」と理由を明かしている。高田は笑顔で手を振り、その場を去って行った。

 指原のコメントが光る回でもあったエピソード5。藤森が「(岩間が)裏で結構強い言い方をする……」とコメントすると、「言ってるじゃないですか、ずっと!!」と一喝。岩間の“素朴さ”に好感をもつ今田耕司と藤森に対し、指原は「ブドウの女が全員そう(おしとやか)だと思わないほうがいいですよ」と言い切り、スタジオをドッと湧かせた。

 一見、指原が入れるツッコミは厳しめに聞こえるが、しっかりと的を得た発言で女性の本質を解説している。女性たちの、バチェラーやライバルに対する言動が表す感情は、複雑な女心そのもの。そんな彼女たちの心境を、指原は端的にわかりやすく説明しつつ、視聴者の声も代弁している。指原のコメントによって、今田や藤森、そして視聴者は、この“恋愛サバイバル”をより楽しむことができるのだ。ドロドロとした人間ドラマも面白いが、女性たちの心の指南書として見ても興味深い。

※高田汐美の「高」は「ハシゴ高」が正式表記。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『バチェラー・ジャパン』
Amazon Prime Videoにて毎週木曜日に新エピソード配信
製作:Amazon Prime Video
バチェラー:友永真也
(c)2019 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.
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