『FGO Memories展』レポ 概念礼装をより深く知れるマスター垂涎の内容に!

『FGO Memories展』レポ

 『Fate/Grand Order』の思い出を振り返る“概念礼装”イラスト画集第2弾『Fate/Grand Order Memories II 概念礼装画集 1.5部 2017.01-2018.04』の発売を記念した展覧会『Fate/Grand Order Memories展 概念礼装 2015.07-2018.04』が、8月23日から9月16日まで、東京・有楽町マルイ 8Fイベントスペースにて行なわれる。

 リアルサウンドテック編集部では、前日の8月22日に行われたプレス向け展覧会を取材。その模様を惜しみなくお伝えしようと思う。

すべての画像はこちらから

 同展覧会は“概念礼装(以下、礼装)を知る・観る・触れる”をテーマに複数のエリアを設けて展示を行うことで、来場者に様々な視点から礼装を楽しむ機会を提供するもの。実際の制作資料を展示して完成までの過程を紹介するエリアをはじめ、礼装を立体化した展示を行なうエリア、イラストの細かな描き込みに注目するエリア、様々なイラストレーターが描くキャラクターの魅力に注目するエリア、フォトスポットやメッセージボードなどを設置した体験型のエリアなどが用意されていた。

 展覧会の会場に入って、まず目にすることになるのは、武内 崇氏の挨拶文と、高さ160cmほどのモニター。文章はぜひ現地で読んでもらうとして、モニターにはこれまでの礼装が本のページをめくるように次々と映しだされていく。

裏面は本の表紙・裏表紙風になっていた。

 そこから1つ目のエリアである、「概念礼装ができるまで」へ。いくつかの礼装があるなか、今回は取材許可が得られた「シーサイド・ラグジュアリー」を紹介する。

 イラストは「ラフ画」「線画」「仮色」「キャラ」「背景」「色調整」のフローでできており、細かい手順のなかで、様々な変更が入っていることもわかった。例えば、ラフから線画に入るときにはクレオパトラの表情が変わっていたり、アクセサリーがシンプルになっていること、最初は海を表現するために海面を描いていたが、後半からは床になっていること、最後の色調整で雲や海、肌のツヤ感が綺麗に手直しされていることなどがわかる。ファンもそうだが、クリエイターを目指す人にとってもこの資料は貴重なものになりそうだ。

 続いては「概念礼装をさらに見る」のコーナーへ。ここでは、ゲーム内で実装されている礼装の元となったイラストを展示。ゲーム内で見る礼装の外側や全体図を見ることができるため、大きく展示されなければわからなかった書き込みや、イラストレーターの細かい遊びなどを知ることができる、マスター垂涎の内容となっている。

撮影OKだった「プリスマコスモス」の全体像

 同コーナーの最後には「概念礼装クイズ」として、礼装から見えているフォウをヒントに、どの礼装かを当てるエリアも。筆者も挑戦してみたが、ギリギリ半分正解といったところだったので、ぜひ全問正解を目指してチャレンジしてほしい。

 続いては「イラストレーターごとに描かれるキャラクターの表情」のコーナーへ。ゲーム内のキャラデザインは決まっているが、礼装は様々な作家が手がけるため、そのイラストによってキャラの描き方が異なることも魅力のひとつだ。ここでは武内氏の描いたものから、リヨ氏の描いたものまで、さまざまな描き方の違いを楽しむことができる。

 そして、圧巻だったのは「1騎1騎に描かれるバレンタイン礼装」のコーナー。2018年4月までに実装されたバレンタイン礼装が所狭しと並んでいるほか、マシュのバレンタイン礼装「カルデアスタンダード」「ストレンジャー・アマンド」を実体化。こちらはフェイクのケーキだが、フードコーディネーターが細部まで手がけたという徹底したクリエイティブだ(細かな画像はこちらからチェックしてほしい)。

 展覧会の最後を飾るのは、「謎の仮面群」を背景に撮影可能なフォトスポット。なお、撮影時にはアマデウスの仮面が使えるほか、「#FGO」「#FGOM」をつけて画像をツイートすると、抽選で1名に同仮面が当たるキャンペーンも実施する。

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