初めてのカレー作りに感じる“流佳の成長” 『テラスハウス』第12話未公開映像

「匂い良くても、味が良くないとなぁ……」

 ある日、一人キッチンで調理している流佳。“Making Curry For The First Time”というタイトル通り、初めてのカレー作りに挑戦。本編の第11話で流佳は、香織と春花から将来についての考え方の甘さ、莉咲子とケニーから言動の幼さを指摘されていた。「子ども扱いしてるんじゃなくて、流佳にあわせてあげてる感じ」という莉咲子の言葉もあってか、それ以降、流佳からは自立しようとする姿勢が見受けられる。たとえば、料理。これまで「全然しなかった」という料理を自ら進んでするようになった。

 初めて作ったパスタでは、麺を茹でるお湯に卵をそのまま入れて溶き、そこにブロッコリーを入れて、最後には全部まとめてザルに移して湯切りするという、驚きの調理法を披露。スタジオメンバーからは、「ブロッコリーパスタ」と呼ばれ、大きな衝撃を与えた。誰がみても、味がないパスタを「味がしないって失敗なんですかね……?」と言いつつ、しっかりと食べきった流佳。『テラスハウス』に新たな伝説として名を刻むこととなったが、周りの意見を素直に受け入れ、変わりたいと頑張る流佳は、今後大きく成長していくのではないだろうか。

 そんな“ブロッコリーパスタ”事件の際に、流佳はこんなことも言っていた。「俺これから、料理してみる、いっぱい。毎回作ってもらってるのも、ダサいなと思って」。その言葉通り、第12話では香織の誕生日に、翔平とケニーに手伝ってもらいながらも流佳がシェフとしてパーティー料理を振る舞い、みんなから「美味しい!」と絶賛されていた。

 また今回の未公開映像では、おぼつかない手つきながらも、一つひとつ丁寧に具材を切って炒めていき、見事一人でカレーを完成させている。途中で莉咲子が「なんか手伝う?」と二階から降りてきたが、流佳は「大丈夫」とやんわり断っていた。「いい感じ?」という質問に対しては、「え、わかんない……」と不安そうな様子の流佳。そこで、莉咲子が「え、でも、めちゃくちゃいい匂いする」とフォローすると、流佳は「匂い良くても、味が良くないとなぁ……」と呟いた。この発言だけでも、「味がしないって失敗なんですかね……?」と疑問を口にしていた“ブロッコリーパスタ”時から比べると、一般常識がだいぶ身についてきたように感じる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる