テスラ、YouTubeやNetflixなどの車内ビデオストリーミングを近日提供開始?
Tesla(テスラ)のCEOであるイーロン・マスクが7月27日、以前から実装を予告していた“車内でのビデオストリーミングサービス”について、間もなく提供を開始するとTwitterで明らかにした。
サービス開始は今夏〜数か月以内
イーロン・マスクは、6月上旬に行われた世界最大級のゲーム見本市『E3』にて、「いずれは車内でYouTubeやビデオストリーミングを楽しめる機能を提供する」と話していたが、今回のツイートでは「車が停止している際に、YouTubeとNetflixをストリーミングできる機能がテスラに間もなく実装されます。快適なシートとオーディオで、シネマにいるような没入感があります」と、より具体的な内容を明かした。
Ability to stream YouTube & Netflix when car is stopped coming to your Tesla soon! Has an amazingly immersive, cinematic feel due to the comfy seats & surround sound audio.
— Elon Musk (@elonmusk) July 27, 2019
イーロン・マスクは、ストリーミングサービス投入時期について、おそらく8月末ごろになるが、場合によってはそれより数か月遅れる可能性もあるとしている。『CNN』によると開始時期は「初期アクセスプログラムの進展状況次第」だという(参考:https://edition.cnn.com/2019/07/29/cars/elon-musk-tesla-netflix-youtube-trnd/index.html)
自律運転中のコンテンツ視聴は可能か?
映像が再生可能なタイミングに関して、当面は停車中のみになるという。しかし、完全な自律走行が合法化された後は、移動中でもストリーミングできるようになるとのことだ(参考:https://twitter.com/elonmusk/status/1155180120786608128)。
『CNBC』はこれらの動きについて、「確かに規制当局が完全な自律運転技術を承認すれば、状況は変わる可能性がある。しかし、『オートパイロット』と呼ばれるTeslaの自律運転技術については、致命的な事故が少なくとも3回発生しており、懐疑的な見方が続いている」と、テスラ車の安全性に関する取り組みに苦言を呈している。
これについては、2つの消費者団体が、アメリカの連邦取引委員会とカリフォルニア州車両管理局にテスラのオートパイロットについて、調査を行うことを求めているようだ(参考:https://www.cnbc.com/2019/07/29/elon-musk-says-teslas-will-soon-be-able-to-stream-netflix-and-youtube.html)。