新型iPhoneは3機種すべて2020年発売・5G対応に? 仕様変更迫られた背景とは
iPhoneは段違いに高速な5Gで差別化図る
今回のiPhone仕様変更の背景に、Androidとの5G競争があると見られることは、非常に興味深い。5Gは、モバイル・インターネットで今までとは段違いに多くのデータを高速で処理することができる、文字通り次世代の技術だ。
スマホで、音楽や映像のストリーミングがますます盛んになっているが、自宅のWi-Fiより遅く不便に感じている人もいるだろう。また、あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(モノのインターネット)の時代が今後、本格化してくる。
5Gの中で最も高速な5mmWaveは、密集した都市部に適しており、郊外や農村部では、あまり使用されない。農村部では、4Gよりは高速なsub-6GHzが採用される方向にある。
アメリカを始めとする主要市場で、この5mmWav対応を強みにしようとしているiPhone。どのタイミングでどの5Gを実装するのかというせめぎ合いがあることを、消費者である我々も頭に入れておいて損はないだろう。
(画像=https://www.macrumors.com/2019/07/28/all-2020-iphones-5g-support/より)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。