『テラスハウス』東京編・第10話ーー二人から好意を寄せられていたケニーの株が大暴落?

 前回、テラスハウスに訪れた鮎澤悠介(イーデン・カイ)が、ケニーとセッションを披露。それを聴いて思わず涙していた春花だったが、以前から二人が対バンとして出演するフェスを翔平と観に行く約束をしていた。

 悠介のライブを観たあと、翔平が再度「本当に(ケニーさんのライブに)行かないの?」と確認すると、春花はケニーが悠介とセッションしている姿を観て、また惚れそうになったことを明かす。そして、「いまライブ観に行ったら、気持ちが辛くなるかなと思った」から「本当に行かない」と答えた。ギターを持って帰るなど、春花なりにケニーに対する気持ちにけじめをつけようとしているようだ。

 一方、翔平の恋愛については、意外にも香織のことを「彼女とか、それこそ女として……(見ていない)」という。翔平は春花に「たとえ嫌なことでも思っていることがあるなら話してくれる人がいい」と好きな女性のタイプを伝えた。遠回しに、はっきりしている春花の性格を指しているようにも聞こえるが、それ以上は何も語らない。また春花から、悠介に遊びに誘われたことを聞くと、翔平は「すげぇいいじゃん! 行ってきなよ!」と背中を押す。第8話で春花が気になっていることを自覚していた翔平だが、言動はいまいちはっきりしないままだ。

 ライブが終わりテラスハウスに帰ってきたケニーは、春花がライブに来なかったことを心配していた。全員がリビングで他愛もない話で盛り上がる中、唐突に春花を屋上に呼び出すケニー。春花がライブに来なかったことに対してケニーは、「最近のことが原因だよね」と謝りつつ、先日の自身の発言について弁解し始める。春花のことをよく知らなかっただけで、興味がないわけではないと口にし、この前のことを答えだと思わないで欲しいとまで伝えていた。ケニーなりの優しさだったのかもしれないが、この言動は、春花にとっては思わせぶりなものとなってしまった。

 別の日の夜、テラスハウスでは、ケニーの誕生日パーティーを開催。みんなが誕生日を祝う中、莉咲子が主役であるケニーを屋上チル(海外の俗語でゆったりするという意味)に誘い出す。莉咲子は二人きりになると、個人的に用意したケニーへの誕生日プレゼントを渡した。そして話題は、今度の海デートへ。莉咲子は怪我をしてしまったため入水できないが、予定通り海へ行きたいと言い、浜辺で過ごすことを提案する。ケニーもまた「俺も海でぼーっとするの大好き」と乗り気な様子。さらにケニーは、「他にやりたいことないの?」と莉咲子を気にかける。莉咲子は夜景が観たいと話し、二人は朝から晩までの一日コースでデートを楽しむ約束をした。いい雰囲気だったが、ふと莉咲子がケニーに、先日の屋上で春花とちゃんと話せたのかを尋ねる。和解できたし、ハッピーな感じで終われたと答えるケニーだったが、春花にまだ可能性があるような発言をしたことは、莉咲子に伏せていた。

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