『テラスハウス』東京編・第10話ーー二人から好意を寄せられていたケニーの株が大暴落?

『テラスハウス』東京編・第10話レビュー

 いよいよ初めてのデートに出かける流佳と香織。車で世界堂に行き、お互いに欲しかった画材を買い揃えたあと、流佳が「お礼したいので、ご飯に行来ません?」と香織を誘う。香織のために、卵かけご飯の美味しいお店を見つけていた流佳。香織が食事をしながら、「28歳は年上に感じる?」と聞くと、流佳は全然気にしていないと返答する。ユーモアたっぷりに明るく話す香織だったが、年齢の差を気にしているようだった。そして最後は香織がスマートにお会計を済ませてしまい、隣でうなだれる流佳。香織にいいところを見せられないままデートが終わってしまったと、がっかりしていた。その夜、莉咲子と春花とガールズトークに花を咲かせていた香織は、流佳に対して「養いたい! 可愛くて」と母の気持ちに近い感情を抱いていることを明かす。香織は、男として見て欲しいなら、流佳にもうちょっと頑張って欲しいと本音も漏らしていた。

 前の晩、莉咲子を買い物デートに誘ったケニー。屋上DIYをしたいと明かし、莉咲子を連れてZARA HOMEに向かう。二人でDIYグッズを選んだあとは、テラスハウスに帰ってさっそく作業に取りかかる。白いスクリーンとプロジェクターで、おしゃれなシアタールームを作った莉咲子とケニーは、一緒にハンモックに座ると、お酒を飲みながら映画を楽しむことに。そこで莉咲子が、ケニーがなかなか自分にアプローチしてくれないことに対して、もどかしく思っていることを、遠回しに訴えかける。春花にアフターフォローする前に、莉咲子に話して欲しかったことも伝えた。相槌を打つばかりで、終始響いているのかよくわからない微妙な反応を見せるケニー。そのあと、莉咲子はリビングに下りて行き、ケニーが全くリードしてくれないことを翔平に相談していた。最後のひと押しは男性からして欲しいという莉咲子は、ケニーが告白してくれないなら「もう冷める」とも発言。ケニーからの好意に関しても、あまりわからない様子で、「……どうかなあ?」と首を傾げていた。

 順調そうに見えた莉咲子とケニーだったが、そろそろ莉咲子がしびれを切らしそうだ。一方、翔平は春花との関係をゆっくり詰めているようにも見えるが、果たして。急速に恋愛模様が進んでいたテラスハウスだったが、ここにきて少しスピードダウンした印象を受ける。特に莉咲子とケニーはここからが正念場となりそうだ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』
2019年5月14日よりNetflixにて毎週火曜に新エピソード先行配信(4週に1週休止)
2019年6月11日よりFODにて毎週火曜深夜0時に配信予定(4週に1週休止)
2019年7月よりフジテレビにて、地上波放送予定
(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる