Snow Man、佐久間大介&向井康二が穏和なムードを牽引 異なる魅力がグループに与える影響とは?
ジャニーズJr.の人気ユニットSnow Manの雰囲気がどんどん良くなっている。長年、深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、岩本照、阿部亮平の6人体制で活動を続けてきたところに、突然加入することになった向井康二、目黒蓮、ラウールの3人。9人の新体制でスタートしたときには、その大きな変化に気持ちが波立つファンも続出した。
だが、フタをあけてみると、その心配は杞憂に終わった。ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネルを見ていると、徐々に、そして確実に、彼らの絆が深まっていく様子が確認できる。その和やかなムードを率先して作っているのが、佐久間と向井だ。
佐久間と向井は、一見すると“ボケたがり”という似た者同士だが、実はその方向性は微妙に異なる。いつも冷静に全体を見つめている岩本から「佐久間は気持ちで生きてる」と言われるように、まっすぐに思ったことをそのまま表現していく佐久間。人との距離感がもともと近く、肩を組んだり、手を繋いだり、気づくとメンバーの誰かしらにくっついているような人懐っこさも。
好きなものには猪突猛進型で、先輩との距離感も近い。Kis-My-Ft2の宮田俊哉とアニメオタク仲間として親睦を深めたり、舞台で共演したV6の三宅健と仲良くなりたいあまり「相方」「恋人」と自称し、グイグイアピールをしたりと、常に前のめり。ボケてスベったとしても、先輩に「なんなの?」とツンデレされても、まったく応えることのないハートの強さを誇る。そんな佐久間がいるからこそ、その場が変な遠慮や謙遜で遠回しになることがなく、素でやりとりできる関係性が生まれる。
そんな天然系愛されキャラの佐久間に対して、関西ジャニーズJr.出身の向井は気遣い上手な玄人系愛されキャラ。佐久間がストレートに思ったことを言う一方で、向井はそうした周りの出方を見ながら、「ココだ!」というタイミングで前に出てくる。逆に言えば、そのキッカケを掴むまでは、周囲をさり気なく観察しているので、他のメンバーのちょっとした言動も見落とすことなく、ツッコミに徹することも可能だ。向井がいることによって、ボケるつもりがないメンバーのところからも笑いが生まれる。