水溜りボンドが『オールナイトニッポン』で発揮した“2人らしさ” 活躍の場はどこまで広がる?

「はい、どーもー! 水溜りボンドです、お願いします!」

 おなじみのBGMと共に聞き慣れた挨拶が、YouTubeではなくラジオから聞こえてくる新鮮さ。人気YouTuberの水溜りボンドが『オールナイトニッポン0(zero)』(ニッポン放送)に登場した。

 毎週、スペシャルなゲストが週替りで担当するパーソナリティ土曜日の『オールナイトニッポン0(zero)』。動画クリエイターが登場するのは、極めて稀なこととあって、そのトーク内容に注目が集まった。

 チャンネルを開設して以来4年以上、毎日欠かさず動画投稿を重ねてきた水溜りボンド。その地道な歩みを知っている人ならば、この快挙に思わず胸が熱くなったことだろう。チャンネル登録者数400万人を突破。渋谷109との平成最後のコラボ、そして『オールナイトニッポン0』へ……と、彼らが次々と大舞台に羽ばたいていく姿を見て、夢に向かってひたむきに走り続けることの大切さを感じずにはいられない。

 もちろん、初の『オールナイトニッポン0』ということもあり、オープニングから緊張しっぱなしのふたり。お笑い好きなトミーとカンタにとって、深夜ラジオは特に思い入れの強いコンテンツだということが伝わってくる。心なしか、いつもよりもゆっくりハッキリと言葉を話すようにしていたり、「生放送」を「生配信」と言いかけてしまったりと、YouTubeとラジオの違いに戸惑いはありながらも、やはり彼らのトーク力は健在。初々しくも「これぞ水溜りボンド」という企画満載の放送になった。

 まずは、流行り物をいち早く取り入れることのできるリアルタイム系YouTuberである彼ららしく、巷ではやっていることを教えてもらう『水溜りトレンド!』。そして、音楽をほとんど聴かないトミーにオススメの音楽を推薦してもらう『聴け!トミー!』。さらに、リツイート数によってなぜかカンタが生歌を披露するなど、彼らのファンのみならず誰もが思わず参加したくなる企画が実施された。そして、とっておきなのが水溜りボンドのお家芸ともいえる、トミーによるカンタへのドッキリだ。

 CM明けに流れる音楽の中で聞こえてきたのが、トミーによるナレーション。「トミーです。これは事前に収録した音声です。カンタには聞こえてはいません」と始まり、ドッキリの概要が伝えられる。直前まで話していたふたりのトークが丸々放送されていなかったと伝え、カンタがもう一度同じハガキを読み上げ、どんな反応をするのかを見よう、というもの。このドッキリのために、あらかじめお偉いさんを演じる役者さんたちを手配し、事前にカンタと挨拶をさせるなど、トミーの相変わらずの用意周到さも、さすがのひとこと。

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