次期iPhoneはトリプルカメラを実装? 5G対応iPhoneは2020年までお預けか
テック業界における毎年の関心事である次期iPhoneに関して、その姿をうかがい知ることができる画像がリークした。その画像を見ると、次期iPhoneのセールスポイントを推測することができる。その一方で、5G対応iPhoneに関して新しい動きがあった。
背面に3つのカメラ
テック系メディア『Pocket-lint』は23日、次期iPhoneの製造に使われると思われる金型の画像を掲載した記事を公開した。掲載された画像は、中国版ツイッターであるweiboからリークしたものだ。画像は2枚あり、ひとつは次期iPhoneの背面にあたる方向から金型を撮影したもの(トップ画像参照)、そしてもうひとつは前面にあたる方向から撮影したものである(下の画像参照)。被写体となった金型はふたつあり、その違いはサイズだけのようだ。金型がふたつあることから、次期iPhoneのラインナップは2モデル以上と推測できる。
画像出典:Pocket-lint「Apple iPhone XI and XI Max moulds leak showing square camera arrangement again」
背面方向から撮影した画像を見ると、Appleのロゴとカメラレンズの実装箇所が目立っている。とりわけ目を引くのはカメラレンズの数だ。3つのレンズが、ターレットレンズ(円形に複数のレンズを配置したカメラガジェットのこと)のように配置されている。
前面に目を向けると、iPhone Xシリーズの特徴であるノッチデザイン(前面上部にあるフロントカメラを実装したでっぱり)が健在だ。もっとも、ノッチ部分が現行のiPhone Xシリーズより細く見えなくもない。
Pocket-lintの記事は、リークした金型画像は最終的なデザインを反映したものとは考えられないので、実際の次期iPhoneは画像とは異なるものとなるだろう、と補足している。
フロントカメラも進化
以上の記事と同じ23日に公開したPocket-lintのほかの記事では、次期iPhoneの仕様に関する噂をまとめている。まず次期iPhoneの名称の候補にはiPhone 11、iPhone Ⅺ、そしてiPhone X2が挙げられる。発表時期に関しては、今までの慣例を踏襲して9/10と予想されている。仕様に関してはリーク画像から確認されたトリプルカメラ実装のほかにはApple Pencilへの対応、ノッチ部分の縮小、USB Type-Cケーブルへの対応といった内容が予想されている。
次期iPhoneの仕様予想に関しては、Apple製品専門ニュースメディア『MacRumors』も18日に記事を公開している。その記事では、Apple製品の仕様予測に関して世界的に有名なアナリストMing-Chi Kuo氏のレポートが紹介されている。同氏によると、次期iPhoneは2018年と同様に3モデルがリリースされ、画面サイズとディスプレイも2018年を踏襲して6.5インチOLED、5.8OLED、そして6.1LEDとなる。リアカメラの実装数はそれぞれ1個増え、上位モデルにあたるふたつのOLEDモデルはトリプルカメラ、廉価版にあたるLEDモデルはデュアルカメラとなる。
フロントカメラの性能も向上すると予想されている。具体的には、現行最新モデルのフロントカメラの画素数が7メガピクセルなのに対して、次期iPhoneでは12メガピクセルになる、と見られている。