みのミュージックは『タモリ倶楽部』を目指す? 60~70年代カルチャー伝える入り口となるか
人気YouTuberトリオ・カリスマブラザーズの解散から約1カ月が経ち、ジョージとジローが「JJコンビ」、みのが「みのミュージック」と、それぞれが新たに開設したチャンネルも軌道に乗り始めている。中でも、みのミュージックは音楽やファッションなどのカルチャーをメインコンテンツに、早くもチャンネルとしての色が定まってきた印象だ。本稿では2月2日に投稿された『今後について』で「『タモリ倶楽部』のようなチャンネルを目指したい」と語ったみのミュージックの方向性について考察したい。
そして、これまで3回にわたって行われてきた対談シリーズでは、へきトラハウスのへきほー、トミック、そしてGLIM SPANKYの亀本寛貴が出演している。へきほー、トミックの回では、彼らがYouTubeを始めた理由や、活動へのモチベーションについて、深く掘り下げている。へきトラではあまり口数の多い方ではないへきほーや、ひとりで活動しているトミックのパーソナルな部分を改めて知ることができる内容で、彼らのファンにとっても興味深い内容と言えよう。
「共通点が多いと思っている」とみのが語るGLIM SPANKY・亀本寛貴との対談では、レコードの話からGLIM SPANKYの制作の裏側、さらに音楽業界の裏側までが語られており、さながら音楽番組のような雰囲気に。亀本はみのの第一印象について「YouTubeにおかしなヤバイやつがいる。この人なら僕らがやってるような音楽をもっとマスな人たちに発信してくれる架け橋になってくれるんじゃないか」と、ギターを弾くみのの動画を見て思ったという。第一線で活躍するアーティストにも引けを取らないみのの音楽知識には脱帽するばかりだ。