あらゆるものを包丁へと変えるYouTuber「圧倒的不審者の極み!」 海外からも人気の理由に迫る
“包丁を作る”動画で絶大な人気を誇るYouTuber「圧倒的不審者の極み!」をご存知だろうか。投稿頻度は少ないながらもいざ投稿されたとなれば必ずといっていいほど急上昇に取り上げられ、YouTube好きであれば目にしたことがあることだろう。HIKAKINやはじめしゃちょーといった人気YouTuberとは異なる専門性を持った圧倒的不審者の極み!の魅力をそのマニアックな動画とともに紹介していく。
圧倒的不審者の極み!とは
2016年10月よりYouTubeにて動画投稿を開始し、現在では登録者数200万人以上持つ大人気YouTuber圧倒的不審者の極み!。チャンネル開設当初は現在のような包丁を研ぐ動画は投稿していなかったが、2017年11月より本格的に投稿を開始。その職人顔負けの精巧な技術と思いも寄らない物質から包丁が作り出される意外性が国内外で話題を呼んだ。
動画「骨董品店で買った錆包丁を18時間手作業で研いだ結果」は、投稿当初から爆発的な人気を獲得し、現在では2000万再生を記録。錆だらけの包丁だが、7時間という時間をかけてサンドペーパーにより表面の錆が落ちていく様子は、見ているだけで心地いい。続いて様々な粒度の砥石を駆使してさらに磨きをかけ、ほぼ新品同様と言っても良い切れ味の鋭い包丁が完成する。全ての工程が手作業で行われ、タイトル通り、完成までに約18時間を要している。そのストイックさには驚かされるばかりだ。
彼の代名詞となっているのが、あるあらゆるものを包丁へと変える動画だ。「ゼリー」や「Amazonのダンボール」など、包丁とは程遠いアイテムから、鋭利な刃を生み出す。その制作過程は圧巻で、つい動画に釘付けになってしまう。
圧倒的不審者の極み!がYouTube上に動画を投稿するようになったきっかけとして、YouTuberによくありがちな「目立ちたい」という思いではなく、本人は、YouTuberという職業を理解すること、そして動画の収益の真偽を確かめたいという思いがあったと話している。この点からも、彼が独自のスタンスを持ち、一般的なYouTuberとは異なるアプローチで活動していることがわかるだろう。