『テラスハウス』撃沈の第41話 聡太が利沙子とまやをデートに誘うも「上から目線」で惨敗?
リビングでパソコンを開き、スケボー選手のプレイを見ながら話す海斗と聡太。そこにまやがやってきた。「まや、今日は何するの?」と聞く海斗に、まやは「ビール工場、校外学習に行ってくるんだ」と言い、聡太と出かける旨を伝えた。「じゃあ二人が行っている間、ひとりでクラフトビールを飲んでスケボーの勉強をしてるね」と、わざと寂しそうなふりをしてふざける海斗だが、本当に少し気落ちしているようにも見えた。
長野のビール工場・ヤッホーブルーイングよなよなの里では、聡太とまやが工場見学やビールの試飲をして楽しんでいる。まやは、聡太に誘われたことについて、利沙子との件があった次の日だったから驚いたと話す。そこで聡太に「利沙子はメガネを買いに行くのは良かったが、聡太の上から目線の誘い方が気になったのだ」と利沙子の気持ちまで伝えた。それに対して聡太は「別に行っても行かなくても程度の誘い方だからこそ乱雑な感じだった」と答える。自分が利沙子を気に入って追いかけていた訳ではないと話した。まやはどことなくまだ聡太を信用していない様子。聡太は、次はおいしいビールを飲むグラスを作りに行く会に行こうとまやを誘うのであった。
プレイルームでは優衣、まや、愛大、聡太の4人がテラスハウスの放送を見ている。画面に映っているのは優衣と海斗のスケボーデートの場面だった。優衣は楽しそうな自分の姿を見て、もう一度スケボーに行きたいと思ったという。二人の関係はライブに行ってから何も進展がないことも話した。
そして、聡太と優衣が去った後にまやが愛大に話しかける。「さっき優衣ちゃん、海斗とスケボーに行きたいって言ってたね、愛大くんは、優衣ちゃんはないの?」と探りをいれる。愛大は「全然あるよ」とあっけらかんと答えた。愛大は、優衣は元カノに似ているし一緒にいて居心地がすごく良い、その居心地は利沙子とはまた別のものだと話す。まやはビール工場見学の終わりに聡太から次のデートに誘われたが、自分のことを好きな訳ではないだろうから理由が気になると愛大に相談。まやは、聡太はテレビにたくさん映りたいから誘っているのではと話した。しかし、愛大は聡太から何も聞いていなかったので、何も答えられない様子だった。
朝のリビングルームで利沙子と聡太とが会話している。聡太はさっそく新しいメガネを利沙子に見せ、似合っていると褒めてもらった。そんな中、利沙子が次の日から1週間仕事で石垣島に行ってしまうので愛大が寂しがるのではと聡太が話す。すると「そうかなあ、どうだか」と笑う利沙子。利沙子は、愛大と優衣が最近仲がいいと感じていたようだ。それには聡太も同意。
夜、ソファでガラス工場見学にいつ行くかとまやに尋ねる聡太。だがまやはあまり気乗りしない様子で「なんで誘うのかなって思った」と気になっていたことを聡太にぶつける。それに対して聡太は「まやといると楽しいから」と答えたが腑に落ちない様子で黙ったまま聡太を見つめる。
沈黙に耐えかねた聡太は「怖い怖い!」と笑いながら突っ込みを入れる。まやは「もしかしてテレビに映りたいのかなって思った」とズバッと思っていることを伝えた。家でも2人っきりで喋ることがなく、急に誘ってきたことに不信感を覚えてしまったようだ。
まやは「ガラス作りか~……楽しいのかな。あんまり集中してもの作ることとかできなそう」とガラス工場でのデートは気乗りしないそぶりを見せた。すると聡太は、何か別な場所を考えておくというが、それでもまやはスッキリしない表情を浮かべていた。
数日後、まやは聡太の誘いを断る。まやは、海斗と聡太の2人と同時進行でお出かけをするのは、あまり自分の性格的に合わないと正直に話す。先に声をかけてくれていた海斗を優先したいというまやの思いに、聡太は理解を示した。
夜のリビング、海斗とまやが話している。海斗がまやに「誰かと出かけないの?」と聞く。「聡太くんに誘われたけど断った」と言うと、「断ったの?なんで?」と驚く海斗。まやが経緯を話すと「行きたくなかったら(俺の誘いも)断っていいからね」と冗談を言う海斗であった。しかしまやは「だったらもっと早く断ってる」と海斗とのデートに乗り気な様子を見せた。
一方、男子部屋では愛大と聡太が話している。愛大は利沙子が自分のことを「りちゃこねえ」と言うのがどうにも受け入れられないと言う。2人で食事に行って、「りちゃこ、なにか食べた~い」と言われたときに「あ、俺だめだ」と思ったとこぼし、聡太に「お前そこなの?!」とつっこまれた。しかしこの一件で愛大は、サッカー観戦は優衣と行きたいと本音を漏らした。
スケートパークにスケボーに来た聡太と海斗、そこで聡太からの突然の告白があった。聡太は「今週末でテラスハウスを卒業しようと思っている」と海斗に伝えた。「仕事の時に“こうしたらテラハメンバーが喜ぶかな”という見方ができるようになった」と聡太なりに目標としていた部分に到達できたことを報告。海斗は驚いた様子だった。そんな中、聡太が、まやは海斗に気があるのではと話す。すると海斗は、まやがどう思ってるかは知らないけれどまやのことは「好きかも」と本音を漏らした。お互いが恋のライバルにはならなかったね、と笑いあう2人で第41話は幕を閉じる。
急激に恋の矢印の矛先が変わり、気が変わってしまったメンバーと、勘違いしているメンバーとですれ違いが起きそうなテラスハウス。利沙子と優衣は無事、平穏な恋を手に入れることができるのか。そして海斗とまやの進展も気になるところだ。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。