NTTドコモが冬春モデル9製品を発表、話題のカードケータイ「KY-01L」や2年ぶり「AQUOSケータイ」、「Xperia XZ3」など

らくらくスマートフォン me F-01L

 スマートフォンもdocomo with対象機種で文字やボタンを大きくし、お年寄りでも視認性の良いUIを採用している。人を検知して背景をぼかす「ポートレート撮影」やMIL規格の防水防塵、ハンドソープで洗うことも可能だ。2019年春に発売予定。

AQUOS ケータイ SH-02L

 NTTドコモとしては約2年ぶりのAQUOS ケータイ。今回のAQUOSケータイは2019年春に発売予定。AQUOS ケータイは通話時のレシーバーを大型化し、低音域を強調する「くっきりトーク2」を搭載。また従来のVoLTEよりも通話音質の良い「EVS-WB」コーデックをサポート。

 メインディスプレイは3.4インチ液晶で、サブディスプレイは0.9インチのモノクロ有機ELとなる。RAM容量は1GB、内蔵ストレージは8GB、メインカメラは800万画素。充電インターフェイスはmicro USBでインテリジェントチャージに対応。同機能はバッテリー寿命の劣化に配慮した充電を行う機能だ。

カードケータイ KY-01L

 京セラが開発しているカードケータイは電子Enkを採用した風変わりなケータイだ。薄さは5.3mm、重量は47gと世界最軽量のカードサイズのケータイとなる。電子Enkのため、直射日光下でも視認性が失われることもなければ、表示切り替え時以外は電力を消費しないため、バッテリー持ちにも優れている。カードケータイはウェブ検索、電話、メッセージなど基本的な機能は全て利用できるが、おサイフケータイやワンセグなどには対応しない。11月下旬に発売予定。

ワンナンバーフォン ON 01

 ワンナンバーフォンはAndroidスマートフォンの子機として電話の発着信が可能なケータイだ。4Gにも対応していることから、スマートフォン(親機)を家において、子機だけを持ち歩いても電話の発着信ができる。なお、自動同期には対応しておらず、Bluetoothを用いて親機と連絡帳を更新する形となる。10月下旬に発売予定。

Wi-Fi STATION HW-01L

 Wi-Fi STATION HW-01Lは国内最速の受信時最大1288Mbpsの高速通信に対応したモバイルWi-Fiルーターだ。従来モデルの2.6倍高速化。国内では理論値ではあるものの、1Gbpsを超えた通信の恩恵を受けられる機種になっている。充電インターフェイスはUSB Type-CでWi-Fi規格はIEEE 802.11 acをサポートする。

まとめ

 フラグシップに関してはauと同様に2機種だったが、NTTドコモはこれにPixelスマートフォンが2機種追加される。

 またミドルレンジスマートフォンも3機種投入。従来型のケータイ電話も新たに追加された。数年前はワイモバイルとの2台持ちが流行っていたが、これからはワンナンバーフォンによる子機持ちがトレンドになることを期待している。

 毎年冬春モデルはどのキャリアも夏モデルのようなどんと構えるような機種ラインナップではないが、今年に関してはPixelやイロモノな機種が登場するなど、去年よりもインパクトが強い印象を受けた。

ソース:NTTドコモ

■佐々木翼
モバイル製品などのガジェットに詳しいフリーライター。モバイルメディアの「ガジェットギーク」も個人運営している。

関連記事