ヒカキン、『しゃべくり007』の豪華MC陣に“YouTuberの極意”をレクチャー ホリケンとのバトルの行方は?

 ここで、「小学生から友達になりたいと思わせるヒカキンの極意」として、ポイントをレクチャーすることに。極意その1は「思わず言いたくなる挨拶」。ヒカキンといえば「ブンブン、ハローユーチューブ」というおなじみの挨拶があり、「ずっと言い続けているので、学校とかでモノマネしてくれたりする」とのこと。極意その2は「高度なジョークよりシンプルな顔芸」。100人見たときに99人には伝わるよう、わかりやすい言葉を選び、変顔などわかりやすいリアクションで伝えることを意識しているそうだ。そして極意その3は「最後まで楽しませる工夫」。YouTubeにおいては、同一画面上に「関連動画」が表示されることもあり、つまらなかったらすぐに次の動画にジャンプされてしまう。ファンにはおなじみだが、ヒカキンは最後にジャンケンコーナーを入れており、単純なことでも楽しんでもらえるよう、という工夫を重ねているようだ。

 後半にはスタジオに小学生たちを招き、「激辛のデスソースを食べてみる」「卓上パンチングマシーンを殴りまくってみる」という二つの人気企画で、ヒカキンと徳井&堀内がそれぞれ対決。パンチングマシーンには、子どもにも人気があり、YouTube的なカルチャーとも親和性が高そうな堀内が挑戦していたが、小学生たちからは「単純に面白くなかった」という辛辣なコメントを投げかけられるなど、バッサリと切られていた。

 数年前なら、ヒカキンも「得体の知れない存在」として、好奇の目とともに取り上げられることもあったが、豪華MC陣のフラットなトークからも、着実に「YouTuber」という文化/職業が根付いてきていることがわかる内容だった。その道を切り開いてきたヒカキンは、トークでは相変わらず控えめで、ただ動画で人に楽しませるために努力を続ける、という姿勢を貫いているように見える。頭の上にはてなマークが浮かんだ人もいたかもしれないが、その真摯な受け答えで、新たなファンを獲得したに違いない。

(文=編集部)

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