PerfumeがTikTokにダンス動画を次々と公開 Ke$ha「TiK ToK」「シリシリダンス」から伝わる“3人の魅力”
Perfumeが、9月29日にTikTok公式アカウントにてダンス動画を公開し、話題となっている。動画数はまだ3つと少ないながら、現在アカウントのフォロワー数は約21万人、「いいね」(ハート)の総数は35万以上(10月9日時点)。これほど注目されたのは、その高いクオリティのダンスもさることながら、Perfumeがもとより、最先端のサービスやテクノロジーと相性の良いアーティストであり、今や若者を中心に絶大な人気を誇るサービスであるTikTokでどんなパフォーマンスを行うのかが期待されていたからでもあるだろう。
Perfumeはこれまで、最新のテクノロジーを駆使したパフォーマンスで国内外から注目を集めてきた。例えば、アメリカ・テキサス州で毎年開催される音楽・映画・テクノロジーのビッグイベント『SXSW (サウス・バイ・サウスウエスト)2015』に出演した際は、プロジェクションマッピング(対象物と映像を対応させる映像手法)を駆使したライブ演出が高く評価された。中でもスクリーン映像とシンクロするダンスパフォーマンスは、実在と非実在を行き交うようなバーチャルな存在感を放っていた。
また、ライブパフォーマンスだけではなく、インターネットのサービスをうまく活用したプロモーションにも力を注いできた。最新アルバム『Future Pop』が、Instagramを駆使して宣伝されたことも記憶に新しい。
かつて黎明期のインターネットは仮想現実(バーチャルリアリティ)に例えられることがあったが、SNSがスマホアプリと合わさることで、ネット上の仮想的なコミュニティはすでに現実のものとして身近に存在するようになった。そのような状況において、Perfumeのようにテクノロジーと親和性の高いアーティストは、よりファンやリスナーに寄り添った活動が行えるのではないだろうか。