ロックマンゼロ、ゼクスのスタッフによる新作アクションRPG『Dragon Marked For Death』プレイレポート
9月20日から23日の4日間にわたり、千葉・幕張メッセで開催された『東京ゲームショウ2018』において、インティ・クリエイツ制作による完全新作の横スクロールアクションRPG『Dragon Marked For Death(ドラゴン・マークド・フォー・デス)』がプレイアブル出展された。
本作は『蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト』シリーズ、『ロックマンゼロ』シリーズなどを制作したインティ・クリエイツ、かつてマーベラスで牧場物語シリーズ、ルーンファクトリーシリーズなどに携わった、元マーベラスで現在はHAKAMA株式会社の代表取締役を務める、はしもとよしふみ(橋本善史)氏とのタッグによって制作された作品だ。
実開発は『ロックマンゼロ』、『ロックマンゼクス』シリーズに携わったスタッフが中心で、キャラクターデザインは同作でもゼロを始めとする多くのキャラクターのデザインを担当した中山徹氏が担当。他にディレクターに伊藤良太氏、シナリオライターは矢部誠氏、サウンドプロデューサーは山田一法氏、メインプログラマーは宍戸哲広氏など、多くのシリーズ関係者が参加している。
キャラクターごとに異なる能力を使いこなし、クエスト攻略を目指す。
プレイヤーが操作するのは「龍血の一族」と呼ばれる四人だ。一族の郷を襲い、巫女である「アミカ」をさらった「中央国家メディウス」の聖騎士団への復讐を果たすべく、モンスターや騎士団と戦っていくというのが主な内容となる。
ゲームは「依頼(クエスト)」を攻略しながら進行。それぞれ用意されたステージを進んで敵を倒し、経験値を獲得したり、装備品を獲得するなどしてプレイヤーキャラクターを強化し、より高い難易度のクエストに挑んでいく形となる。
最大の特色は四人のキャラクターごとの個性付けだ。性能だけでなく、操作性からゲームのプレイ感に至るまで徹底的な差別化が図られており、キャラクターごとに別のアクションゲームが遊べる設計になっている。例えば「皇女」であれば「ドラゴンショット」、「ドラゴンソード」という遠近に両対応した万能な動きができるのに対し、「戦士」だと攻守を切り替えながらという、戦術的なスタイルが軸なので、相手の出方を見極めながらの立ち回りが要求されるという具合だ。
このように特徴づけされているのもあって、“一本で四度美味しい”とも言える作りになっているようだ。
また、最大四人までのマルチプレイにも対応し、それぞれの長所と短所を補い合う展開が楽しめる。このモードでしか使えない協力攻撃「ドラゴン・スフィア」なるものもあり、特に高い難易度のクエストで強敵と戦う際は味方としっかり息を合わせることが物を言うようだ。更にマルチプレイはローカルのみならず、オンラインにも対応。仲間が集わずとも、気軽に四人同時プレイが楽しめるなど、昨今のゲームならではのサポートも図られている。
他にも追加シナリオ(有料)の配信が予定されており、レアアイテムの獲得、高難易度クエストなど、本編を遊び尽した後も引き続きやり込める内容になることが予告されている。