嵐・二宮和也のゲーマー魂炸裂! 女子スノーボードの新星に“姑息なプレイ”で勝利

 5月12日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ)で、二宮和也が話題の女子高生スノーボーダー・岩渕麗楽とゲーム対決を行なった。

 ゲストにアスリートを中心とした各界のプロフェッショナルを迎え、対決を行う人気企画「二宮勝ちたいシリーズ」。これまでの成績は二宮の1勝7敗と、大きく負け越している。スタッフによれば、アスリートの間では「二宮に勝つと大成する」という噂まで流れているそうだ。

 実際、二宮との対決に勝利した後、女子スキージャンプの高梨沙羅は平昌五輪で銅メダルを獲得、囲碁棋士の井山裕太は国民栄誉賞を受賞し、プロ野球選手の大谷翔平は、米メジャーリーグで言うに及ばずの大活躍を見せている。二宮は「もし、そういう噂が流れているんだったら、完全にいじられてますよね」と不本意な様子だったが、一方で「なぜあそこでサインをもらっておかなかったのか」と後悔していた。

 さて、今回対決する岩渕は、ダイナミックなジャンプを武器に、世界中の注目を集めるスノーボード界の新星だ。対決のため、宮城県にある屋外練習場「東北クエスト」を訪れた二宮は、岩渕のビッグジャンプを目の当たりにして、「スッゲー……」と言葉を失っていた。岩渕が主戦場としている競技「ビッグエア」は、ジャンプ台までの傾斜がおよそ38度、最高時速は72キロにも達する。得意技は縦2回転、横3回転の「バックサイドダブルコーク1080」という超大技で、女子選手では世界で数人しかできないという。

 まずはトークで、岩渕のキャリアを振り返る。2005年、4歳の時に親の影響でスノーボードを始め、2014年には、弱冠13歳(中学1年生)でプロに転向。2017年にはW杯の「女子ビッグエア」でW杯初優勝を果たし、2018年も、世界トップクラスの選手のみ参加できる「X GAMES」に日本人として初出場、銀メダルを獲得。また平昌五輪では、見事4位入賞を果たしている。二宮が「(平昌五輪は)納得できる順位だった?」と聞くと、岩渕は「納得できる順位ではないけれど、あの滑りだったら仕方がない」と分析。その冷静さに、二宮も驚かされていた。

 そしていよいよ“対決”へ。使用されるゲームは、バンダイナムコアミューズメントのアーケードゲーム「Alpine Surfer」だ。実際のスノーボードのように、足でボードを操作し、ゴールまでのタイムを競うもので、一発勝負となった。

 二宮はヘルメットにゴーグルとやる気十分だが、岩渕に「メットの外側にゴーグルをつけていると、初心者っぽい。ゴーグルをして、ヘルメットをかぶった方が“ぽい”です、めっちゃ」とアドバイスされ、スタッフからは「ダッせ」という声も。

 先行は岩渕。思ったようにカーブが曲がれず、実際の競技との違いに戸惑いを見せるが、見せ場のジャンプでは、見事「excellent」の評価を獲得。初プレイということでミスもあったが、ゲーム終盤では大ジャンプを決め、「1分33秒48」という好タイムをマークした。終了後、二宮に「どう?」と感想を聞かれ、「なんか……」と気づいたポイントを話そうとするが、「言うのやめとこ」とヒントを与えず、勝負師らしさを見せていた。

 続いて、後攻の二宮がプレイ。タイムを優先し、見せ場のジャンプ台をスルーして横を通るという作戦だ。ゲーマーらしい頭脳プレイとも言えるが、番組内のナレーションでは「姑息な手段」と断じられていた。最後の見せ場である3連続ジャンプでは、見事に連続でトリックを決め、大きなミスをすることなくゴール。タイムは「1分27秒92」で、半年ぶりに勝利を収めた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる