Xperia初の高感度デュアルカメラ搭載 期待の最新機種「Xperia XZ2 Premium」が登場

「Xperia XZ2 Premium」が登場

 ソニーモバイルコミュニケーションズは新型スマートフォン「Xperia XZ2 Premium」を発表した。「Xperia XZ2」、「Xperia XZ2 Compact」に続く新機種となる。

 「Xperia XZ2 Premium」にはソニーモバイルのXperiaとしては初となるデュアルカメラを搭載。このデュアルカメラモジュールは2月26日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2018」において披露され、後継機に搭載することを予告していたものだ。思った以上に早く後継機が登場した格好だ。

 「Xperia XZ2 Premium」に搭載されたデュアルカメラはカラーセンサーとモノクロセンサーによる組み合わせからなるカメラで、カラーセンサーの有効画素数が1920万画素(F値 1.8)、モノクロセンサーの有効画素数が1220万画素(F値 1.6)となる。

 輝度の情報をモノクロセンサーが取得し、一方でカラーセンサーは色情報を取得する。これら2つの情報をソニーが独自開発した画像融合処理プロセッサーの「AUBE(オーブ)」によって融合され、暗い場所でもノイズが少なく、明るい写真が撮れるようになったという。これにより、動画はISO感度が12800、静止画に至っては51200という数値を実現。高級カメラに劣らない高感度撮影に期待がもてそうだ。

 「Xperia XZ2」と「Xperia XZ2 Compact」はディスプレイが縦に長いワイド型だが、「Xperia XZ2 Premium」はクラシックな16:9という比率となった。恐らく縦の情報量を重視するよりも、動画視聴に適したアスペクト比に合わせてきたと推測できる。ディスプレイサイズは5.8インチの4K(3,840×2,160ドット)液晶を搭載した。HDR表示対応はもちろんのこと、RGB+W(ホワイト)を採用しているため、最大輝度が3割向上している。

 プレミアムモデルという位置づけのため、「Xperia XZ2」に搭載された動画や音楽に合わせて本体が振動するダイナミックバイブレーションシステムやステレオスピーカー、ワイヤレス充電 Qiなどの機能はもちろん「Xperia XZ2 Premium」で利用できる。一方で、3.5mm イヤホンジャックは本機種でも排除された。

 SoCはQualcomm Snapdragon 845、RAM容量6GB、内蔵ストレージは64GB(micro SDXC 400GBまで対応)。本体サイズは約80×158×11.9mm(236g)、IP65 / IP68の防水防塵に対応している。

 発売日はグローバル市場で夏頃となっており、過去の日本国内での販売実績をみると「Xperia XZ2 Premium」はNTTドコモから今年の夏モデルとしての登場に期待がもてそうだ。

ソース:Sony Mobile

■佐々木翼
モバイル製品などのガジェットに詳しいフリーライター。
モバイルメディアの「ガジェットギーク」も個人運営している。

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