中国製スマホの進化止まらず? HUAWEIがLeicaカメラ×AI搭載「HUAWEI P20 / P20 Pro」発表
HUAWEIがフランス・パリで3月27日(現地時間)、同社のフラグシップスマートフォンである「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」を発表した。HUAWEIのフラグシップシリーズは主に「Pシリーズ」と「Mate シリーズ」の2つからなる。日本でも「HUAWEI P10 / P10 Plus」と「Mate 10 Pro」が投入されており、今回発表された「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」の国内展開にも期待がもてそうだ。・
「HUAWEI P20」が5.8インチ/1,080×2,244ドットの液晶ディスプレイ、「HUAWEI P20 Pro」が6.1インチ/2,240×1,080ドットの有機ELディスプレイを搭載し、両機種ともに上部にノッチがある。前面の下部には指紋センサーを備え、SoCはHiSilicone Kirin 970で2.36GHz×4+1.8GHz×4のオクタコア構成である。
バッテリー容量は「HUAWEI P20」が3400mAh、「HUAWEI P20 Pro」が4000mAhで、外部接続端子はUSB Type-Cとなり、3.5mmオーディオジャックは搭載しない。また、「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」ともに防水防塵であるものの、「HUAWEI P20」がIP53、「HUAWEI P20 Pro」がIP67相当となる。
Android OSは8.1で同社の独自UIであるEMUI 8.1が搭載されている。ARCoreやGoogle DayDream等にも対応。
機能面ではスマートフォンやPC同士でデータ交換を行うHUAWEI Share 2.0やディスプレイにHDMI接続してパソコンのような使い方ができるHUAWEI PC mode、バッテリーを超急速で充電するHUAWEI SuperChargeにも対応している。
圧倒的なカメラ性能
この「Pシリーズ」は「HUAWEI P9」からLeicaと共同開発したカメラレンズを採用。それ以降、HUAWEIのフラグシップスマートフォンにはLeicaを冠したデュアルカメラを搭載し続けている。もちろん「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」でもLeicaのレンズは健在だ。同社のデュアルカメラの特徴はモノクロセンサーとRGBセンサーの2つから構成されており、これらを組み合わせることより精細な写真に仕上がる。
「HUAWEI P20」に採用されたカメラは2,000万画素(モノクロ)と1,200万画素(RGB)による構成からなり、センサーサイズは½.3インチである。またインカメラは2,400万画素となる。モノクロセンサーは絞り値が1.6、RGBセンサーは絞り値が1.8と光を多く取り込むことができ、明るい写真撮影を可能にした。
「HUAWEI P20 Pro」は2,000万画素(モノクロ)と4,000万画素(RGB)に加えて800万画素(光学3倍望遠)のトリプルカメラ構成だ。モノクロセンサーの絞り値は1.6、RGBセンサーの絞り値は1.8となり、800万画素のカメラは望遠専用のレンズ。イメージセンサーサイズは1/1.7でiPhone Xの1.7倍、Galaxy S9+の1.25倍の大型センサーと豪語している。また、イメージセンサーの面積拡大とAIなどによるノイズ低減のおかげでISO感度は最大で10万2400にまで達する。動画撮影として960fpsスーパースローモーション撮影にも対応した。