坂口健太郎主演『シグナル』に見るTVドラマの最先端 映像から作劇まで、制作の工夫を読む

『シグナル』に見る、TVドラマの最先端

主題歌は世界のBTS!

 『シグナル』は、同名の韓国ドラマのリメイク作品で、衣装や展開もオリジナルに寄せた部分があり、韓国版と比較しても楽しめるのが特徴である。なにより特筆すべきは、韓国の7人組ヒップホップグループ・BTS(防弾少年団)が主題歌「Don't Leave Me」を手がけていることだろう。

 BTSは昨年、アメリカのビルボード「2017 TOP ARTISTS」のチャート10位に入るほど世界的な人気を誇るグループで、一糸乱れぬハイスキルなダンスパフォーマンスと、最新のUSヒップホップの流れを汲んだ新鮮な音楽性が高く評価されている。国内では、ヒップホップ/R&Bの名門レーベルである「Def Jam Recordings」の日本支社 から作品をリリースしており、いわゆるアイドルとは異なる路線を歩んでいる。

 主題歌でもグローバルに活躍するアーティストを起用するところに、本作の高い志を感じることができるのではないだろうか。

(文=編集部)

■ドラマ情報 
『シグナル 長期未解決事件捜査班』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋、甲本雅裕、渡部篤郎
脚本:尾崎将也
演出:内片輝、鈴木浩介
音楽:林ゆうき、橘 麻美
プロデューサー:萩原 崇(カンテレ)笠置高弘(カンテレ)石田麻衣(ホリプロ)
制作著作:カンテレ
(c)関西テレビ
公式サイト:https://www.ktv.jp/signal/index.html

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