Perfumeは『Reframe』公演で何を見せる? 最新テクノロジーとのコラボを振り返る
今や世界中で人気を得ているPerfumeのライブに欠かせない存在となりつつあるのが、最新テクノロジーを使用した演出だ。その演出は彼女たちのワンマン公演などで披露されることが多いが、テレビ番組、とりわけ『NHK紅白歌合戦』(NHK)でも毎年のように新たなテクノロジーとのコラボレーションにチャレンジしている。12月21日放送の『Perfume x TECHNOLOGY 2017』(NHK総合)では、その舞台裏に迫っていた。
そして先日、2012年から2017年の『紅白』、『内村五輪宣言』(NHK総合)での「TOKYO GIRL」パフォーマンス映像をノーカットでYouTubeにアップロード。番組オンエア時にはお茶の間で「なんとなくすごいな」と思いながら観ていた視聴者も多かっただろうが、YouTubeでは「渋谷の街を見渡せる地上200mのヘリポートからのLIVE。ダイナミックVRとシームレスMRの組み合わせで渋谷の街全体がステージに!」など各動画に一言解説が入っているため、「何がすごいのか」「どのような技術が使われているのか」がより分かりやすくなっている。また、後日番組ホームページでより詳細な解説も掲載されるという。
2012年から2017年にかけてのPerfumeの進化は著しい。もともとダンスパフォーマンスのレベルが高い3人だが、世界を股にかけた活躍を経てその表現力により磨きがかかり、ぐっと大人びた表情を見せている。改めて映像を見返すと、彼女たちの成長に加え、ライゾマティクスらによる“チームPerfume”の技術的な進化により、『紅白』でのパフォーマンスは年々凄みを増していることが分かる。2017年のシームレスMR×ダイナミックVRなどが代表的だが、Perfumeだからこそチャレンジできるテクノロジーもあるのだろう(参考:Perfumeの紅白演出は何が画期的だった? 最新テクノロジー×音楽の可能性)。