宇野維正の映画興行分析
『ママせか』トップに返り咲き 2週連続でオープニング成績を上回る

10月第3週の動員ランキングは、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が2ランクアップして再び1位に返り咲いた。週末3日間の動員は31万2000人、興収は4億4800万円。前週に続いて、公開3週目の週末も公開初週の週末を上回る数字をあげている。公開から17日間の累計動員は154万9000人、累計興収は22億4900万円となっていて、まだまだここから数字を積み上げていくことになるだろう。
前週と同じ2位をキープした『バイオハザード』も引き続き好調だ。週末3日間の動員は18万9000人、興収は3億3100万円。公開から10日間の累計動員は80万人、累計興収は13億7300万円。もっとも、洋画興行全体の状況が現在とは違うとはいえ、『バイオハザード』フランチャイズの国内興行では、過去に『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年)と『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016年)の2作品が興収40億円を超えている。世界各国で『バイオハザード』フランチャイズ過去最高記録を塗り替えた本作だが、日本でも同様に、というわけにはなかなかいかなそうだ。
ここで、あくまでも「見込み」と書いたので訂正というわけではないのだがお詫びを一つ。『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の入場者プレゼントについて、第3弾、第4弾、第6弾のリバイバル配布を年内に予定しているという先日の公式発表を受けて、前回のコラムでは「新規入場者プレゼントは今回(第6弾)で打ち止めとなる見込み」としたが、その後の発表で、今週土曜日の10月24日から入場者プレゼント第7弾として「ナガノ氏描き下ろしクリアカード(全4種)」の配布がスタートすることが明らかになった。今回は第6弾までのように予約段階で座席の争奪戦にはなっていないようだが、興収200億円超えを見据えて、まだまだこの先もさらなる仕掛けがあるかもしれない。
その『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公開87日間の累計動員は1242万7600人、累計興収は181億5300万円。毎回予測不可能な原作の展開をみてもわかるように、もう『ちいかわ』に関しては興行についても下手な予測や推測はしないほうがよさそうだ。
■公開情報
『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』
全国公開中
出演:川口春奈、高杉真宙、松本穂香、中島瑠菜、清水くるみ、笠原秀幸、豊本明長、一ノ瀬颯、星野真里、森田望智、デビット伊東、小林聡美
原作:遠藤和『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』(小学館刊)
監督:山戸結希
脚本:樋口幸之助、山戸結希、藤野眞功
音楽:Vampillia
主題歌:Vaundy「しわあわせ」(SDR)
配給:東映
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
公式サイト:https://mamaseka.toei-movie.com/
公式X(旧Twitter):@mamaseka_movie
公式Instagram:@mamaseka_movie
『今週の映画ランキング』(興行通信社):https://www.kogyotsushin.com/archives/weekend/





















