上白石萌音の“和のヒロイン”は間違いない! 『いろはの恋は時代をかける』で解き放つ魅力

2011年、上白石は、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』でTVドラマデビューを果たした。本作の最終回に出演した彼女は、江(上野樹里)と徳川秀忠(向井理)夫婦の五女・和を演じたが、13歳にして時代劇の所作を披露。そして、2014年には映画『舞妓はレディ』に主演し、舞妓見習いのヒロインを愛らしく表現。舞妓の和装が似合っていたのが印象的だった。
その後も2本の大河ドラマ、『西郷どん』(2018年/NHK総合)と『青天を衝け』(2021年/NHK総合)に出演し、前者では西郷隆盛(鈴木亮平)の弟・従道(錦戸亮)の妻・清、後者では徳川家定(渡辺大知)の正室・篤君(篤姫)を、和服姿で演じた。さらに、2016年から映画とTVドラマが制作されてきた『ちはやふる』シリーズでは、舞台は現代だが、呉服屋の娘で“和服命”の大江奏を演じている。
ほかにも上白石は、テレビ朝日系ドラマプレミアム・宮部みゆき原作『霊験お初~震える岩~』(2024年)に主演。SixTONESの京本大我と共演し、江戸の連続殺人事件の謎に挑むヒロイン・お初を熱演した。時代劇の中にホラーとミステリーの要素が盛り込まれている本作では、上白石は“霊験”という不思議な力を宿した町娘のお初として、探偵のような役割を和服姿で魅力的に体現。本作も含め、彼女が和装のキャラクターを演じるのは、とても自然なことだと感じさせる。それは、時代劇の所作が美しく、安定した演技力も相まって、作品ごとにその人物になり切る技量があるからこそではないだろうか。

『いろはの恋は時代をかける』は、いろはが江戸時代からタイムスリップしてくるというファンタジー要素が、『霊験お初~震える岩~』の特殊能力の設定と少し重なる。1つのジャンルに収まり切らない、複雑な要素を持つ作品で主演を務めるのは、簡単なことではないだろう。だが、今回も上白石は、いろはと彩葉を秀逸に演じ分け、ラブコメの中に登場する“和のヒロイン”を好演し、視聴者を釘付けにするに違いない。しかもいろはは、これまで彼女が時代劇で演じてきた、どちらかと言うと女性らしいヒロインではなく、男言葉を使うパワー全開のキャラクターなので、また上白石の新たな一面が見られると思うとワクワクし、初回が待ち遠しい。
さらに上白石は、2027年の松坂桃李主演、安達奈緒子脚本のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』への出演も発表されている。幕末史が描かれる本作で、松坂演じる主人公・小栗忠順の妻・みちを演じる。みちは、オタクならではの鑑識眼で、夫の歩むべき道を照らす役柄だという。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021年度後期)ではヒロインの1人を務め、大河ドラマに出演するのは次作で4回目となる。『逆賊の幕臣』では、主人公の妻という大役を演じることもあり、もはや“国民的な俳優”の1人だと言っても過言ではないだろう。
実は教師の両親を持ってもいる上白石が、小学校教師を演じる『いろはの恋は時代をかける』。NHK連続テレビ小説『らんまん』(2023年前期)の長田育恵が脚本を担当する本作で、どのような輝きを放つのか。共演の向井が、「いろはは、本当に魅力的で、皆さんに絶対愛してもらえるキャラクター」だと太鼓判を押すヒロインを快演する上白石の姿が、今から目に浮かぶようだ。
■放送情報
火曜ドラマ『いろはの恋は時代をかける』
TBS系にて、10月13日(火)スタート 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:上白石萌音、向井康二、山中柔太朗、大森元貴、剛力彩芽、大西礼芳、白山乃愛、YOU、イモトアヤコ、保田圭、竹財輝之助、柳ゆり菜ほか
脚本:長田育恵
演出:田中健太、福田亮介
音楽:Ken Arai
主題歌:MISIA「さよならばっか」
プロデューサー:宮﨑真佐子、松本明子
協力プロデューサー:阿部愛沙美
編成:渡邊晏夏、関川友理
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koitoki_tbs/
公式X(旧Twitter):@koitoki_tbs




















