ツインエンジン、実写映像事業に参入 ヨアケと資本業務提携し『死の谷'95』共同配給

 アニメーションの企画・プロデュースを行う株式会社ツインエンジンが、実写映画を手がける株式会社ヨアケと資本業務提携を締結し、同社をツインエンジングループに迎え入れることが発表された。あわせて、両社による最初の取り組みとして、菅田将暉の長編初監督・主演作である映画『死の谷'95』の製作委員会に参画し、共同配給することが決定した。

 ツインエンジンは2014年の設立以来、『劇場版 モノノ怪』や『地獄楽』『とんがり帽子のアトリエ』などのアニメーション作品の企画・製作を手がけてきた。今回の提携により、同社は実写映像事業へ本格参入する。ツインエンジンがアニメーション領域で、ヨアケが実写映画領域で培ってきた企画・プロデュース、製作、宣伝、配給などのノウハウを生かし、グループとしてIPを多角的に開発できる体制を強化するという。

 ツインエンジンは8月に、原作開発の取り組みを加速させるためWebマンガレーベル「ビビビコミック」をローンチ。あわせて紙版の創刊記念号を刊行し、発売から4日で重版が決定するなど反響を呼んでいる。作品の特性に応じた映像化の選択肢を広げ、IPの価値を最大限に引き出すため、実写映像領域で実績を持つヨアケとの資本業務提携に至ったとしている。

 両社の取り組みの第1弾となる映画『死の谷'95』は、2022年3月に逝去した映画監督・青山真治が遺した同名の長編小説を原作とする作品。映画『共喰い』で青山と出会った菅田が、長編初監督・主演で映画化する。共同監督は山田健人、脚本は甫木元空、菅田、山田が担当する。2027年公開予定。

 ヨアケは『日日是好日』『星の子』『海辺へ行く道』『おーい、応為』などの企画製作作品、『花束みたいな恋をした』『雪風 YUKIKAZE』などの宣伝プロデュース作品を手がけてきた映画会社。2009年設立で、代表取締役は吉村知己が務めている。

コメント

山本幸治(株式会社ツインエンジン 代表取締役)

ツインエンジンは、2014年の起業以来、アニメ業界のゲームチェンジを目指してきました。
かねてより実写分野に参入したいと考えていたところにヨアケとの出会いがありました。
人の記憶に残る作品を世界に向けて発信し、一緒に新しい風を起こしていきたいです。
先月新たなマンガレーベルの発表をしたところですが、意欲的な企画をマンガとして育て、アニメ化だけではなく実写化もしていけたらと考えています。

吉村知己(株式会社ヨアケ 代表取締役)

ヨアケは、映画を生み出し、世に出そうとする様々な思いや行動に深く関わり、その美しい営みに最大限、貢献することを目指してきました。ヨアケの最たるヨアケらしさは、企画から宣伝までを貫き通して実行することにあります。ヨアケは創業から3回目の七年周期を迎えるこの機に〈ヨアケ3.0〉へと移行し、ツインエンジンという強力かつ斬新なパートナーとの戦略的提携により、既成概念の破壊に挑みます。それはツインエンジンがアニメ市場において「自ら創り、自ら届ける」ことを革新的に実践し続ける姿への大いなる共鳴であり、その結果、成し遂げなければならないことは、知的好奇心や鋭利なインスピレーションに富んだ日本映画のラインナップを揃え、独立系映画会社のトップランナーとなることに他なりません。世界が複雑怪奇に変化する中、思考を停止させず、映画・映像のマジックを信じ、その情熱と信念が、心踊るエネルギーを生むような映画会社を目指し、邁進する所存です。

ツインエンジン、ヨアケ企業ロゴ

■公開情報
『死の谷'95』
2027年公開
主演:菅田将暉
監督:菅田将暉、山田健人
脚本:甫木元空、菅田将暉、山田健人
原作:青山真治『死の谷'95』(講談社文庫刊)
企画・プロデューサー:甲斐真樹
制作プロダクション:スタイルジャム
配給:ツインエンジン、ヨアケ
©青山真治/講談社・2027『死の谷'95』製作委員会
公式X(旧Twitter):https://x.com/deathvalley95

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